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あなたの燃える手で

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貴婦人とメイド

22
麗子が取り出したものは、ピンク色の液体の入った目薬の容器だった。
勿論中身が目薬の筈はない。これは麗子の経営するエステ会社の売りの一つでもある、植物ローションを作る過程で分離される痒み成分で、それに麗子自身が媚薬を調合し、薄め着色したものを適当な容器に入れた物だった。
それを目にした時、マリアは動揺を隠せなかった。
「そっ、それはお赦し下さい」
「生殺しにしながらコレを使ったら、あなたがどうなるか楽しみねぇ~」
「あら、何?それは」
「これはね、うちのローションを作るときに出来る副産物みたいなものよ。これが付いたところは凄く痒くなるの」
「へぇー、そんな物があるの?」
呑気に沙樹が答える。普段麗子の秘書として事務方に徹している沙樹には、そんな物があるとは初耳だった。
「これをマリアの敏感な体に使ったら、どうなると思う?」
「いやぁ、怖いですぅ。何か怖い」
マリアの狼狽ぶりを見て、沙樹の切れ長の目と唇が意地悪く歪む。
「縛られてちゃ、掻くに掻けないわね」
「それも一番敏感な粘膜に塗るの」
「それで」
沙樹が興味津々といった態で先を促す。
「それで、どうすると思う」
「そうねぇ、痒がって悶えるマリアちゃんを、見てるだけじゃつまらないしー」
「そうでしょ。これを塗っただけでも相当痒いんだけど、そこを更にコレで責めるの」
そう言って麗子が取り出したのは、2本の習字で使う小筆だった。新しいその筆は穂先がバラしてあり、少し広がった状態にしてあった。それをマリアに見えるようにチラつかせる。
「いやっ、そんな事・・・やめて下さい。麗子様ぁ」
「ふふふっ、覚悟しなさいマリア」
「ただでさえ痒いところを、この筆で・・・ふふふっ」
早くも沙樹の頭の中には、残酷な妄想が拡がり始めていた。
二人はマリアの広げられた脚の間に座った。それぞれマリアの太腿を片足を小脇に抱えるようにして体重を掛けた。麗子は髪を後ろにかき上げると、目薬の容器のふたを開けた。
「まずはココよ。麗子はマリアの肉の棘を指さすと、その皮を根本まで剥きそのまま押さえつけた。
「ああぁっ、いっ、いやぁ~。お願いします麗子様ぁ」
これから起こる事を知るマリアの必死の懇願に、麗子は優しく微笑んだ。

Comments 3

黒沢 にゃも  
そっちかー

そうか~、媚薬でしたか~。
にゃもの、予想と違っていましたね(笑)。
媚薬ネタ・・・使いたいなぁ(爆)。

2006/11/18 (Sat) 21:04 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
NoTitle

正解は、媚薬でしたぁ~。
にゃもさん残念! (笑)。

これも想像の産物、妄想のなせる技ですけど。
でも、にゃもさんの思っていた、”アレ”
(たぶんアレのことだと思う…けど)
もいつか、いや、近いうちに使う事になるかと。

2006/11/19 (Sun) 11:00 | EDIT | REPLY |   
黒沢 にゃも  
NoTitle

アレは、出てくるでしょうね~(笑)。
期待していますよ!
私も使いたいんですが・・・、趣向が変わってしまいますからね~@@;

2006/11/19 (Sun) 20:52 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土