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あなたの燃える手で

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梨々香より愛を込めて


梨々香よりを込めて


PROLOGU 
八咫女神家の屋敷を後にした時、空はすっかり茜色に変わっていた。
静江と真白を思う存分責め抜き、それなりに満足した梨々香だったが、彼女
の中にはまだ淫らな炎が燻っていた。
そんな燻りを胸の奥に宿したまま、梨々香は友人の『絵里』を迎えようとし
ていた。


1 
「梨々香ぁ、あんたさぁ、本当に仕事が趣味と実益を兼ねてるよねぇ」
「そうぉ?」

梨々香のマンションのリビング。二人はソファで水割りを傾けていた。
その姿は、トレーナーにジャージ。絵里は梨々香の服を借りて、同じような
格好をしている。

「そうよぉ。今日だってその奥様ともう一人を……、でしょう?」
「そうだけどさぁ……、でもそれが仕事でもあるわけで……」
「だからそれが "兼ねてる" って言ってんの」
絵里が首筋を伸ばし、水割りを一口飲み込んだ。
「でもさぁ、あたしは逝ってないんだよぉ? 一度も……」
「だって半分仕事だもんねぇ」
「もう、絵里ったらぁ」
梨々香も釣られたようにグラスを傾ける。
「欲求不満なんでしょう? もしかしてムラムラしてる?」
「えっ? まっ、まぁね。してないって言ったら嘘になるけどさぁ……」
「ねぇ、もしかして梨々香のアソコ、濡れてるんじゃない?」
「そっ、それはぁ……、いいじゃない、そんなコトぉ~……」
「はっはぁ~ん、その言い方は、そのほう濡れておるな? そうであろう」
「だからいいでしょう。濡れてたらなんなのよぉ」
「世が慰めて進ぜよう」
「なっ、なに言ってんのよぉ」
絵里はグラスを置くとそのまま立ち上がり、梨々香に襲いかかるように覆い
被さった。梨々香は背もたれから崩れるように倒れていく。
「あぁん、もうチョット絵里ぃ~。溢れるよぉ~」
そう言いながらも、梨々香も本気の抵抗は見せない。
絵里は梨々香からグラスを受け取ると、それをそっとテーブルに置いた。

梨々香と絵里はもちろん女同士の仲だ。付き合い始めてもう長い。
だからこんなコトもしばしば起こる。

「よいではないか。今夜は世としっぽりと……、のう? どうじゃ?」
「いやっ、いやよぉぉ~」
口ではそう言いながらも、梨々香は簡単にソファに倒れ込むのだった。
絵里に両手首を掴まれ、脚の間には両脚が "スルリ" と滑り込んだ。
脚を閉じられなくなった梨々香の股間に、梨々香の片手を離した絵里の右手
が伸びてきた。片手が自由になったハズの梨々香だが、その手は頭の上に置
かれたままだ。
絵里の右手は少々荒々しく、梨々香のジャージの中に潜り込んできた。
「ちょっ、ちょっとっ、絵里ぃぃ~」
指先は首尾よく潜り込んだジャージの中で、今度はパンティを持ち上げた。
「あぁん、だめぇぇ~」
指先はすぐに、柔らかなヘアーに触れた。
「今宵はたっぷり可愛がってやるよって。ほれっ、こうして進ぜよう」

梨々香の両手は、バンザイをするように頭の上だ。
指先は更に下へと伸び、梨々香の蜜壺の入り口にピタリと蓋をした。その手
はたっぷりとした湿り気を感じている。
「あぁっ、あぁん、だめっ、だめぇぇ~」
「ほらぁ~、やっぱり濡れてるじゃない。あらあらっ? なんだかクリちゃ
んもプックリしてるみたいねぇ。どうしたのかしらぁ~?」
「だって絵里が……」
「あらっ、あたしのせい? そうかしらぁ?」

絵里は、梨々香と目を合わせたまま舌を伸ばした。すると梨々香の唇が僅か
に開き、舌はその柔らかな隙間に "ヌルリ" と滑り込んでいった。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土