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あなたの燃える手で

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訪問販売員 梨々香 4


問販員 梨々香


PROLOGU 
最近は夏の猛暑が嘘のような寒さでございますが、皆様お変わりございませ
んでしょうか。
訪問販売員の『百合川梨々香』でございます。
前回お会いしたのが去年の八月。ということで一年四ヶ月のご無沙汰でござ
いました。
まずはお初にお目にかかる方に、簡単な自己紹介をさせて頂きます。

私の扱っている商品は、俗にいう "大人のオモチャ" でございます。
大人のオモチャの訪問販売? と首を傾げる方もおられるでしょう。それは
ご購入前に、是非一度ご自身の手でお試し頂きたいからでございます。
扱う商品の特性上、長さや太さ、動き方やその強弱など様々でございます。
ご購入後に "やっぱり合わない" では少々寂しいかと……。
早い話が、服でいう "試着" でございます。

申し遅れましたが、わたくしレズビアンでございまして、訪問するお客様は
女性の方のみとさせて頂いております。
勿論お客様にも、その旨ご了解頂いた上でのご訪問でございます。

1 
今回ご注文を承りましたのは、『八咫女神 静江』(やためがみしずえ)様
という大変珍しいお名前のお屋敷で働く、『竜胆真白』(りんどうましろ)
様 という、これまた大変珍しいお名前の方からのご注文となります。

ご注文をいただいてから程なく、真白様から当家の事情を説明したいとのご
連絡がございました。彼女の話を聞き、"お家の事情" なるものが理解できた
のでございますが……。
どうか皆様には、この辺からお付き合い願いとう存じます。

わたくしが真白様と待ち合わせたのは、最寄駅となります『夢の森駅』近く
の商店街にある『アマデウス』というカフェでございました。
約束のお時間十分前に到着したわたくしを、真白様は一番奥のテーブルでも
う待っておいででした。
「申し訳ございません。お待たせしてしまって……」
「あらっ、いいのよ。あたしが早く来ただけだから」
真白様は歳の頃は三十代前半とお見受けいたしました。髪はショートカット
で痩せ型です。わたくしと目が合うとニコニコと優しく微笑まれたのです。
「今日は品物は持ってきてないわよね……」
「はい、今日はお話だけと言うことでございましたので……」

ちなみに今回の商品は、革製の手枷と足枷、それと長い蛇を思わせるような
ディルド、その名も『スネークヘッド』という商品でございます。
これは大変柔らかなシリコン製でございまして、その長さは50センチにも及
びます。これをアナルから差し込み、その奥深くS字結腸まで届かせ、えも
言われぬ腸快感を楽しむモノでございます。
しかも手足の枷をセットでご購入ということで、わたくし何やら大変楽しみ
にしているのでございます。

「真白様のご購入ということで宜しゅうございますか?」
「えぇ、いいわ……」
すると真白様は辺りを見回し、小声でおっしゃいました。
「ねぇ、このスネークヘッドって、あなた使ったコトあるの?」
「いいえ、わたくしは残念ながら……」
「あらっ、そう。残念ねぇ。どんな感じか知りたかったんだけど……」
「これは後でご説明申し上げようと思っていたのですが、このスネークヘッ
ドは上級者用と言ってもいいモノでして……」
「あらっ、いいじゃない。それくらいで丁度いいのよ」
「経験した方のお話では、これを腸の奥深くまで差し込んだ時の快感は、そ
れはもうえも言われぬ腸快感だとか……。ちなみに腸快感の腸は胃腸の腸で
ございますが……」
「腸快感……。面白そうねぇ。楽しみだわぁ」
「お使いになるのは真白様で……?」
「そうね、あたしが静江奥様に使って差し上げるのよ」
「左様でごまいましたか。それではお二人はもう……」
「そうね、性欲が強いって言うのかしら。それはもう毎晩と言ってもいいく
らい。それでね、これは前からなんだけど、アナルにも興味津々なのよ」
「それはそれは……。成程、それでこのディルドでございますか」
「まぁね、だってあたしの腕じゃもう限界……」
「腕……?」

真白様は、お家の事情というよりは "お二人の事情" を、ポツリポツリと話
し始めたのです。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土