2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

ブルーチョコレート

22 
「もう何度目? 逝きそうになったのは。オナニーだったらこんなに我慢で
きないでしょう?」
「もちろんよ。とっくに逝ってるわ」

「そうよねぇ、あなたがどれくらい感じてるか、そして逝きたいか、本当に
よくわかるわ。でも逝くも逝かぬも、あたしの指先一つよ」
「そんなこと言わないで、ねっ、お願い。もう逝かせて、郁美ぃ」
「それじゃ、なんで言うこと聞く?」
「うん。聞く。だから、ねっ、お願い」
「いいわ、それじゃ 逝かせてあげる」
郁美は琥珀をのし掛かるように押さえつけると、指と舌で責め立てた。
もう逝く寸前だった琥珀は、あっという間に登り詰めた。
「ひぃぃぃ~、逝くっ、逝く逝くっ、逝ぃぃぃ~っくぅぅぅ~~」
ガクガクと紅潮した全身が震え、 "ピタッ" と硬直した。その後脱力した琥
珀は、まるでこの世の天国を味わったように逝き果てていた。

「琥珀、約束よ、言うことを聞いてもらうわ」
「わかったわ、なぁに?」
「あなたを縛らせてもらうわ、琥珀」
今まで何度も逢瀬を重ねている二人は、バイブやローター、そして縄の用意
もしてあった。
郁美は琥珀の両足をまたM字に縛った。太ももと脛に縄が周り、足に伸ばせ
ない。両手は後ろで手首を一つに縛った。
そんな姿でベッドの上に転がった琥珀は、まるで股間を大きく開いた人形の
ようだった。

「うっふふっ、いい格好ね」
「ねぇ、この格好って、まさか」
「あらっ、気が付いた? そうよ、琥珀の大好きなアナル責めよ」
「あぁ、やっぱり……」
「あらっ、好きでしょう? アナル責め。今日はいよいよ入れるわよ」
「えっ? なにを……?」
「手首よ、手首。あたしのこの右手首を、ズッポリとアナルの中へ入れさせ
てもらうわ」
「本気ぃ?」
「もちろん。もうそろそろいい頃だと思うの。少しずつ拡張を進めてきたけ
ど、もういいでしょう」
「なんか怖いわぁ、郁美ぃ」
「大丈夫よ。無理はしないから。その代わり入ったら、うんと悶えてもらう
わよ。入れるだけ入れて、じっくり嬲って楽しませてもらうわ」
「もう、郁美ぃ」
「当たり前じゃない。だってそのために今日まで、拡張してきたんだから」
郁美は自分のブルーチョコレート取り出した。
「後はこのチョコレートを……」
郁美はまず右手で握ってチョコを溶かした。そしてチョコが小さくなったと
ころで、それを琥珀のアナルへと押し込んだ。
「これでアナルも大喜びね」

郁美は満足そうに自分の右手を見つめた。


Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土