小料理屋の二階
10
その時、あたしの体に一際強い快感電流が流れた。
「見ぃ～つけた。久留美ちゃんの気持ちのいい・と・こ・ろ」
「ここねぇ……、ほらっ、ここ」
女将さんはそう言って、もう一度ソコに指先をそっと当てた。
自分でも知らなかった場所だけど、女将さんの指はあまりにもピッタリと当
てられ、たぶん自分の指のより正確に触っていると思う。
だからあたしの体には、またさっきの快感電流が流れて、しかも触っている
間ずっと流れ続けている感じで、そっと触っただけでこの快感ということは、
その時、あたしの体に一際強い快感電流が流れた。
「見ぃ～つけた。久留美ちゃんの気持ちのいい・と・こ・ろ」
「ここねぇ……、ほらっ、ここ」
女将さんはそう言って、もう一度ソコに指先をそっと当てた。
自分でも知らなかった場所だけど、女将さんの指はあまりにもピッタリと当
てられ、たぶん自分の指のより正確に触っていると思う。
だからあたしの体には、またさっきの快感電流が流れて、しかも触っている
間ずっと流れ続けている感じで、そっと触っただけでこの快感ということは、
指の動かしようによっては電圧、つまり快感の度合いも変えられそうだった。
「ねっ？ いいでしょう？ 凄くいいでしょう」
「うん、いい。他とは違う。快感が一際強い感じ……、あぁぁ～ん」
「あらあらっ、まだ指を置いただけよ。触れただけでそんなに感じて」
「だってぇ～」
「久留美ちゃんは人一倍敏感なのね。いいことよ」
「あたしもこんなに感じるなんて思ってな……、あぁっ、あぁぁっ、だっ、だめっ、女将さんだめっ」
「んん？ どうしたのぉ？」
「指を動かしたら、もっと感じちゃいそう」
「あらっ、いいじゃない。もっと気持ち良くなるってことでしょう」
「でも、なんか、怖い……」
「大丈夫よぉ、痛くなんてしないから。それどころか、久留美ちゃん自身も
知らない、未知の快感を知ることができるかもよ」
「だからそれが……」
「その快感を知ったら、きっと虜になるわ。それにね、女の体は女が一番よ
く知ってるの」
「えっ……？」
その言葉は、あたしに一気に安心感を与えた。そうだ、女将さんがそんな酷
いことするわけない。それに女の体は女が一番よく知ってる。というその言
葉には確かに説得力があった。
「だから、ねっ」
「うん」
あたしは蚊の鳴くような声で返事をし、首を縦に振った。
「そう…いい子ね。大丈夫、久留美ちゃんは気持ち良くなるだけ」
そして女将さんの指先が、あたしの腫れ物のように敏感になった部分でユル
ユルと動き出した。
「はぁぁ～、いいぃ～、感じるっ、感じる女将さぁぁ～ん」
「そうでしょう。ほぉ～～らっ、これくらい、いいでしょう？」
「うん。いい。凄くっ、凄くいいぃ～、あぁぁいいぃぃ～」
「これも女だからわかるのよぉ。ねぇ、ほぉ～らっ、ほぉ～～らっ、いい」
「あぁぁ～、だめっ、ホントにクセになりそうぅ～」
「うっふふふっ、なりそうじゃなくて、クセにしてあげるわ」
「はぁ、はぁ、いいぃぃ～、いいのっ、いいのぉ～、あぁぁ～女将さぁん」
「いいでしょう。堪らないでしょう。うっふふふっ……、ジワジワと力を入
れて、じっくり虐めてあげましょうね……」
聞き違いだろうか？ 虐めるという言葉が聞こえたような気がする。
そんな思いで見上げる女将さんの顔は、さっきよりずっと意地悪に見えた。
「ねっ？ いいでしょう？ 凄くいいでしょう」
「うん、いい。他とは違う。快感が一際強い感じ……、あぁぁ～ん」
「あらあらっ、まだ指を置いただけよ。触れただけでそんなに感じて」
「だってぇ～」
「久留美ちゃんは人一倍敏感なのね。いいことよ」
「あたしもこんなに感じるなんて思ってな……、あぁっ、あぁぁっ、だっ、だめっ、女将さんだめっ」
「んん？ どうしたのぉ？」
「指を動かしたら、もっと感じちゃいそう」
「あらっ、いいじゃない。もっと気持ち良くなるってことでしょう」
「でも、なんか、怖い……」
「大丈夫よぉ、痛くなんてしないから。それどころか、久留美ちゃん自身も
知らない、未知の快感を知ることができるかもよ」
「だからそれが……」
「その快感を知ったら、きっと虜になるわ。それにね、女の体は女が一番よ
く知ってるの」
「えっ……？」
その言葉は、あたしに一気に安心感を与えた。そうだ、女将さんがそんな酷
いことするわけない。それに女の体は女が一番よく知ってる。というその言
葉には確かに説得力があった。
「だから、ねっ」
「うん」
あたしは蚊の鳴くような声で返事をし、首を縦に振った。
「そう…いい子ね。大丈夫、久留美ちゃんは気持ち良くなるだけ」
そして女将さんの指先が、あたしの腫れ物のように敏感になった部分でユル
ユルと動き出した。
「はぁぁ～、いいぃ～、感じるっ、感じる女将さぁぁ～ん」
「そうでしょう。ほぉ～～らっ、これくらい、いいでしょう？」
「うん。いい。凄くっ、凄くいいぃ～、あぁぁいいぃぃ～」
「これも女だからわかるのよぉ。ねぇ、ほぉ～らっ、ほぉ～～らっ、いい」
「あぁぁ～、だめっ、ホントにクセになりそうぅ～」
「うっふふふっ、なりそうじゃなくて、クセにしてあげるわ」
「はぁ、はぁ、いいぃぃ～、いいのっ、いいのぉ～、あぁぁ～女将さぁん」
「いいでしょう。堪らないでしょう。うっふふふっ……、ジワジワと力を入
れて、じっくり虐めてあげましょうね……」
聞き違いだろうか？ 虐めるという言葉が聞こえたような気がする。
そんな思いで見上げる女将さんの顔は、さっきよりずっと意地悪に見えた。
