2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

小料理屋の二階


「ほぉ~らっ、奥まで入れた指をこうやって動かすの」
「あぁぁ~ん、女将さん、もう動かさないでぇ~」
「だって探してるんだもん。久留美ちゃんの気持ちいいと・こ・ろ」

女将さんは右手の中指を入れたまま、再び添い寝のように横たわった。
「気持ちいいところ? あぁん」
「そうよぉ。女なら誰でもあるの。おま○この奥に……」
「そうなの?」
「久留美ちゃんは真面目で奥手だから、知らないのかしら」
「は、はい……」
「そう、じゃぁ教えてあげる。そこを触られるとね、凄ぉ~く気持ちいいん
だから」
「そう、なんだ……。あぁぁ~、あぁぁ~いいぃ~」
「触られたら分かるはずよ。今よりずっと気持ちいいんだから。触って欲し
い? 触って欲しいでしょう?」
「はっ、はい。触ってください。あぁん、あぁぁん」
「それじゃ、指をもっと奥まで入れて、隅々まで触らせてもらうわよ」
「は、はい」
すると女将さんの指が、力強く奥へと進んだ。
「あぁ、また奥に……」
「そうよぉ、あたし指長いから。しっかり奥まで届くわよ。ほらっ」
「あぁっ、あぁぁ~ん」
さっきよりも奥に入った女将さんの指は、あたしの中で探検を始めた。

「さぁ、どこかしらねぇ? 久留美ちゃんの気持ちいいところは」
女将さんの指先にはセンサーでも付いているのか、右に左に上に下に、そし
て更に奥へと……。その動きはまるで獲物を探す蛇の頭のように思われた。
「こっち? それもとこっちかしらぁ?」
「あぁぁっ、あぁぁん、そんなっ、あぁ~、あぁぁ~女将さん」
「んん? もうちょっと待ってねぇ。今探してるから……」
「でも、もう、もう……、やっぱり、あたし……」
「だめよぉ~、もう取り消せないの。もっと触って、見つけたらたっぷり責
めて上げますからねぇ」
「でも、もう十分……、気持ちいいし、あぁん、あぁぁ~ん」

その時あたしはふと思った。
もしかしたら女将さんは、もうとっくにあたしのその場所がわかってるんじ
ゃないかって……。
でもそれはもちろん、そんな気がしただけで……。でももし、もしわかって
いるなら、今のあたしはなんなんだろう。女将さんに弄ばれ、オモチャにさ
れているってこと……? だろうか?
でもそう思うと、不思議と体の芯がゾクゾクと震えるのだ。それは恐怖でも
なければ怒りでもく、むしろそれは、服従する喜び、と言っていいかもしれ
ない。そしてその喜びは、快感を伴ってゾクゾクと震える体の芯を熱く熱く
していくのだ。
だからあたしはその熱に溶かされ、快感に蕩けていく。
そんなことを感じている時、あたしの体に一際強い快感電流が流れた。それ
は女将さんがあたしの気持ちのいい場所を見つけた証拠だ。
「見ぃ~つけた。久留美ちゃんの気持ちのいい・と・こ・ろ」

女将さんはその場所を確かめるように、もう一度指先をそっと当てた。


Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土