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あなたの燃える手で

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白い魔女 7

17 
「今から中にも塗りますけど、さっきみたいに "逝く" は無しですよ」

雪絵は右手の中指の指先から根元まで、P.M軟膏をたっぷりと塗りつけ、そ
の指を蜜壺へと入れてきた。
「また奥の奥まで入れますよ。さっきぐらいに……」
「あぁっ、またっ……、そんな……、奥まで」
「言ったでしょう。奥の奥のまでって。今回もしっかり入れますよ」
するとまた、美緒のスポットに指先が触れた。
「あぁぁ、婦長さん、ソコは、だめっ……」
「んん? ココ? さっきもココでしたね」
「ソコは、なんか凄く敏感で……」
「敏感になっているのも、今回の痒みと何か関係があるかもしれませんか
ら、ココには特によくお薬を刷り込みましょうね」
「えっ? あっ、はい……」
雪絵は美緒の快感スポットから指を移動させず、集中的に責め始めた。
「はぁぁ~、はぁん、あぁっ、あぁぁ~、あぁぁぁ~」
「またそんな声出して……。まさか、また感じてるんじゃないんですか」
「そっ、そんなコトは……」
「本当ですか。続けますよ」
「はい……。あはぁん、あぁぁ~ん、あぁぁ~」
「はぁ~い。頑張ってくださいねぇ~。敏感なトコロらしいけど、別に痛い
ワケじゃいのよねぇ、我慢できるのよねぇ」
「はい。我慢できます」
「偉いわねぇ。それじゃ遠慮なく、念入りにお薬擦り込んでいきますね」

雪絵は思わずほくそ笑んだ。
 "我慢できます" って、そんコトできる訳がないのは、この薬を使われた自
分が一番よく知っている。あの薬を塗られると、勝手に疼き勝手に感じる。
全身が快感を欲し、逝きたくて逝きたくてどうしよもなくなるのだ。
あれを、あの快感への渇望を我慢できる女など、この世にいないだろう。
でもその欲する絶頂を、強制的に奪われたら……。
薬で強制的に絶頂を欲する体にされ、その欲する絶頂を強制的に奪う。
雪絵はそう考えるだけで、自分が濡れてくるのを感じていた。

美緒には今、看護師と患者という立場的な抑止力が働いている。でもその理
性を薬が超える時、彼女はなり振り構わず自分でシテしまうかもしれない。
しかしそれではつまらない。雪絵はもっと虐めて楽しみたいのだ。

「松田さん、それ以上動くと危ないですよ。デリケートな部分ですから」
「は、はい。でも、でもぉ~、あぁぁ~ん、あぁぁっ、あぁぁ~……」
「困りましたねぇ。まだ終わってないのに。このまま続けるワケにはいきま
せんから、足だけでもベルトで固定しましょうか」
「えっ、ベルトで……」

P.Mの威力を体で知っている雪絵は、用意周到だった。
美緒の脚を膝から折りたたみ、太ももと脛を用意しておいたベルトで一つに
縛り付けた。もちろん片足ずつだ。その足を左右に拡げ、自分はベッド脇の
椅子を少しだけベッドに近づけた。
「あぁっ、こんなっ、こんな格好……」
「まだ動くようなら、両手もベルトで縛りますよ……」
「は、はい……、すみません」
美緒は従順に頷いた。」

 うっふふふ。可愛い奴隷人形が出来上がったわ。さぁ、遊びましょう。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土