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あなたの燃える手で

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白い魔女 7

16 
「このことを報告書に書いて上げれば、看護師達の目に触れるコトになるん
ですよ」

「普通ならね、ここまで細かくは無いんですけど、松田さんの場合、経過観
察だから……。事細かに書かないといけないの。ごめんなさいねぇ」
「いえっ、そんな……」
「それじゃ触診の続きよ、でもその前に、お薬塗りましょうね」
「はい、お願いします」

雪絵はポケットから、丸いプラスチック容器を出した。それは一目で軟膏薬
の容器と知れるモノだった。この軟膏がP.Mなのは言うまでもない。
今日、院長の真弓から渡されたのは、自分に使われたモノとは違い軟膏だっ
た。もちろん液状のP.Mと同じ成分で、塗ればソコから浸透し、あの悪魔の
ような効能を発揮する。
もちろん美緒は、これが媚薬だとは知らない。普通の薬と信じ、なんの不安
も見せずに、容器の蓋を開ける雪絵の手元を見ている。

「さぁ、それじゃ塗るわよ……」
雪絵はピンク色の軟膏を、少量指先に掬い取った。
それはホイップクリームのような柔らかさで、相当伸びが良さそうだ。

「それじゃ、塗りますねぇ~」
柔らかな軟膏が左右の花びらの外側に付くと、それは十分に伸ばされ、そし
て擦り込まれた。
股間に薬を塗る。ここまでは美緒も予想していたかもしれない。しかし予想
外はここからだった。
「内側にも塗りますから、ちょっと拡げますよぉ」
「えっ、内側……」
「そうですよ。内側が大事なんですから……」
雪絵は左手で美緒の右の花びらを外側へ拡げた。しかもそれはかなり大胆な
拡げ方だ。
「あぁん、そんなに……、ですか」
「そうですよ。拡がるだけ拡げて、塗り残しがないようにしなしとね」
「あぁ、はい……」」
柔らかな軟膏は、花びらの内側で満遍なく広がり、そして指先でしっかりと
擦り込まれていった。右が終われば当然次は左だ。
「あぁ、そっちも……」
「当たり前じゃないですか。右だけのワケがないでしょう」
そして雪絵がP.Mを塗り終わる頃、早速美緒に反応が現れ始めた。

「あっ、あのう、なんか凄く熱いんですけど……」
「薬の成分が浸透して、効いてきた証拠ね」
「まるで湿布を貼った時みたいに、ジンジン熱く疼く感じです」
「いい兆候ですよ。案外この薬が、松田さんの体には合ってるのかもしれま
せんね……。さっ、次は中ですよ」
「えっ? 中も、です、か?」
「もちろん。ここだけ塗ったって、中に原因があるかもしれませんから」
「えっ、でも……。あぁっ、あぁん」
「はい? なんです? どうかしましたか?」
「いっ、いいえ。さっきからジンジン疼いて」
「今から中にも塗りますけど、さっきみたいに "逝く" は無しですよ」
「はいっ。大丈夫です」

 もう感じてる……。でも "逝く" は無し。いつまで我慢できるかしら?


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土