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あなたの燃える手で

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真夜中のティンカーベル


中のティンカーベル


PROLOGU 
ティンカーベルは真夜中にやってくる。

今夜もティンカーベルは、あたしのベッドに忍び込んできた。
ふわりと布団が持ち上がり、あたしの寝姿が丸見えになる。
パジャマの下に、彼女の手が滑り込んで、あたしの乳房を包み込む。
気がつくと、あたしのパジャマは消えていて……、だからあたしは丸裸。

でもあたしは、ティンカーベルを見たことがない。
それはいつも、目を瞑っているから。
その姿を見たら、ティンカーベルは二度と来てくれない。
だからあたしは目を開けない。

それが、ティンカーベルとの約束。



「真琴、真琴。いつまで寝てるの。学校遅刻するわよ」
いつもの母の声。一階からあたしの部屋へと飛び込んでくる。
「はぁ~い……。うぅ~ん」
眠い目をこすり、毛布にくるまったままベッドの真ん中に座り込む。パジャ
マの上から胸に触ると、淡い快感が広がった。
ふと気になって股間に手を伸ばす。今度はパジャマの中に手を入れて、直に
ソコを触ってみた。
「やっぱり……、まだ濡れてる……」

「まだ寝てるの? 早く起きなさい。ご飯食べる時間無くなわるよ」
声は階段を登り、ドアのすぐ向こうから聞こえる。
「はぁ~い……」
「はぁ~いはぁ~い、って、全然起きないじゃないの」
「はぁ~い」
「もう、美琴ったら、ホントに起きない気……?」
これはいつもの朝のルーティーン。あたしの朝はいつもこれから始まる。

それから母は本当の母じゃない。一言で言うなら継母ってやつだ。
継母だからって、別に嫌いなわけじゃない。お母さんって呼べるし、むしろ
好きなくらいだ。
母がこの "神楽家" に来たのは、今から五年前だ。本当の母を病で亡くしてか
ら、イケメンの父は五年で再婚した。
父は海外出張の多い。だから仕事、子育て、家事、色々考え合わせれば、母
がいてくれれば助かることこの上ない。もちろん再婚理由はそれだけじゃな
いだろうけど……。
最初は "園江さん" としか呼べなかったけど、今すっかり打ち解けた。

でも、母はちょっとおかしい。
なんていうか、どうもあたしの体に……、興味があるようなのだ。
えっ? って思うでしょう? でも本当なの。
今朝もルーティーンの後、あたしの部屋に入ってきて……。

「もう、美琴ったら、ホントに起きない気……?」
「えぇ、起きるよ、起きるぅ」
「またそんなこと言って、どうせ起きないんでしょう。いいわ、お母さんが
起こしてあげる」
そう言ってあたしの部屋に入ってくると、あたし前に仁王立ちになって、あ
たしのパジャマを脱がしに掛かった。
「あっ、チョットお母ぁさぁ~ん」
「いいから、ほらっ、脱いでっ」
あたしは寝る時いつも、パジャマの下はノーパンノーブラだ。だから脱がさ
れたら、あたしは生まれたままの姿って奴になっちゃう。
あたしは立たされ、パジャマの上下をあっという間に脱がされて……。
すると母は、後はあたしに着替えさせればいいのに、必ず体に触るのだ。
それもたまたま触ったというよりは、ねっとりと手のひらを密着させ、首か
ら肩、肩から二の腕、時に背中へと手は滑っていく。

「あぁ~ん、もう、お母ぁさぁん。着替えら・れ・な・いぃ~」
「あらっ、ごめんなさい」
そう言って、そそくさと階段を降りていく。
でも正直、あたしは母のこれが嫌いじゃない。むしろ好きなくらいだ。
本当の母なら抵抗が……、でも継母ならいいかなって思っちゃう。

だってあたしは、レズビアン。



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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土