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あなたの燃える手で

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花乃杜病院

14
「イヤラシイ匂いがしますね。女のイヤラシイ匂いが」
「あ、あたし、感じてしまって。でも少しだけ……、ですけど……」
「いけませんねぇ、検査で感じるなんて。それにまだちょっと開いただけ
でしょう? まだまだこれからなのに。今からこれじゃ、先が思いやられ
ますね」
「すみません……」
「おま○こ拡げられただけで、イヤラシイ匂いをプンプンさせて。これで
指を入れられて中を触診されたらどうなるかしら……?」
「えっ? そんなこと、するんですか?」
「しますよ。隅から隅まで。時間を掛けてたっぷりとね」

時江の膝や足首は受傷しているが、股関節は無傷だ。それつまり、本来の
動きができ、大きく開けるということだ。
今の時江の恰好、それは分娩台に乗った患者を思わせた。

「それでは、指を入れて触診しますよ」
由美はペンライトをポケットに戻すと、代わりに薄いゴム手袋を一組取り
出し、それを両手に嵌めた。
「えっ、あっ、本当に……」
「本当ですよ。嘘ついてどうするんですか?」
指先を上に向け、手袋を引っ張りながら指先を奥へと届かせる。手袋はピ
ッタリと貼り付くように由美の両手を覆った。
「さっ、それでは……。うふふっ、それにしてもこの濡れ方、ホントにロ
ーションいらないくらいね」
由美は一度両手を離すと、ニヤリと微笑みながら、右手の中指だけを伸ば
した。

「もう一度開きますよ」
由美は左手の親指と中指で花びらを開くと、中指だけを伸ばした右手を近
づけた。
「あぁぁん」
「時江さん、指を入れますよぉ~」
指先が花びらの中心にそっと触れる。
「えっ、えっ……」
戸惑う時江を余所に、指先は僅かにその頭を入れた。
「ほらっ、分かります? 爪まで入りましたよ」
「は、はい。分かります」
「そう。それじゃ、ゆっくりと入れていきますからね」
指はそこからナメクジのように這い進んできた。
「あぁっ、あぁぁ~ん、入ってくるぅ」
ナメクジは時に180度体を翻し、上下左右を隈無く這い回ってくる。
「うっふふっ。あっちこっち触りながら、ゆっくりゆっくり……」
「あぁぁ~、そんなに細かく……、ですか」
「そうですよ。検査ですから。細かく細かく。ほらっ、ココ、ザラザラし
てますね」
「あぁぁ~、恥ずかしいぃ」
「もっと奥まで入れますよ」
指はまるで自分の家のように、遠慮無く奥へ奥へと進んでくる。
「あぁぁ、あぁぁ~ん、そんな奥まで……」
「そうよ。奥までしっかり。だって奥に何かあるかもしれないしょう?」
「なにか……?」
「そう、なにか……」
その瞬間、指先が快感の源泉に触れた。その瞬間の時江の反応。
「あぁぁっ、あぁぁ~ん、ソ、ソコはぁぁ~」
「ほぉ~らっ、何かあったでしょう?」
見つけるものを見つけ出し、由美は満足そうに嗤った。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土