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あなたの燃える手で

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百合の宿 卍庵

16
「そうだ、いいこと考えたわ……」
オニユリはそう言うと立ち上がり、かすみを縛った縄をほどき始めた。
そしてかすみに浴衣を着せると、二人で大浴場へと向かった。


わたくしがオニユリから連絡を受けたのは、ちょうど彼女が大浴場へ向か
う途中だったのでしょう。
オニユリの提案で、大浴場で浣腸責めをしたいと言う申し出に、わたくし
は大賛成いたしました。すぐに大浴場を使用禁止にし、誰も来ないよう
に手配したのです。こういったことは珍しいことではなく、女将であるわ
たくしには日常茶飯事なことで御座います。
そうそう、オニユリから頼まれたモノもちゃんと用意いたしました。
後は今回の特別な趣向である、わたくしが乱入するタイミングだけで御座
います。
それまで今暫く、オニユリから聞いた話を進めて参ります。


岩風呂を模した大浴場。それは誰もが思い浮かべる大浴場の広さだ。
そんな大浴場に、かすみは全裸オニユリは浴衣という格好で入った。
たっぷりと湯気が立ち込めた室内は、裸でも寒いことはなかった。二人は
入り口の扉を閉めると、プールのような湯船の淵へと歩み寄った。

「両手を出して……」
「はい」
かすみが両手を揃えて前に出すと、オニユリはどこに持っていたのか、黒
い手錠をその手に "カチャリ" と掛けた。
「ちょっと待っててね」
そう言うと一旦何処かへ消えた。しかし彼女はすぐに戻ってきた。その手
にスーパーにあるようなプラスチックのカゴを持って。
中には何やら色々と入っているようだが、かすみにはよくわからなかっ
た。それはオニユリがそのままかすみの後ろに立ち、彼女を四つん這いに
させたからだ。四つん這いと言っても、両手は床より少し高い湯船の縁を
持っている。
一方オニユリは、風呂場の椅子をかすみの真後ろに置くとそこに座り、そ
の傍らにカゴを置いた。

「さぁ、まずは浣腸よ。お前の敏感でどうしようもなく感じてしまうアナ
ル責に……。たっぷり入れてあげましょうね」
「はい。よろしくお願いいたします」
オニユリはカゴから白いプラスチック製のボトルを取り上げた。それを洗
面の上で傾け、そこにお湯を足して手早く浣腸液を作ると、巨大な注射器
のようなガラス製浣腸器を取り上げ、その薬液を吸い上げた。
「まずは200ccよ。力を抜いて……」
「はい」
オニユリは浣腸機の先端を "ヌプッ" とかすみのアナルに入れると、その
ままシリンダーを押し込んでいった。
「はぁぁ、はぁぁん、入ってきますぅ」
浣腸液を入れ終わると、すぐさま同じ量を吸い上げた。
「はい、もう200。入れるわよ。ほぉ~らっ」
一回目より少し圧力を感じるシリンダーを、オニユリは全て押し切った。
「はい、もう一本」
最終的にかすみは800ccの浣腸液を飲み込んだ。
「よく入ったわね。でもこれから……、薬が効き始めてからがいいのよね
ぇ、かすみぃ」
「は、はい」
「言ってたわよねぇ。 "浣腸はあの苦痛と快感で、頭がおかしくなります"
って。 "本当にどうしようもなく感じてしまうんです" って……」
「はい、本当です」
「ゆっくり鑑賞させて貰うわ。頭がおかしくなるお前をねぇ」

オニユリは酷薄な微笑みを浮かべてかすみを見た。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土