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あなたの燃える手で

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白い魔女

72
「雪絵、一体今までどれくらい横領していたの? 一人につき100万としても
1000万は下らないわね。一体いつからこんな事をしていたの」
「横領?」
驚くゆかりに真弓は事の顛末を説明した。もともと違法性のあることだけに偉
そうなことは言えない。しかし、これは紛れもない裏切り行為だ。如月院長が
許すはずもなかった。
「雪絵、あなたにな失望したわ」
「真弓……」
御堂の目に不安と怯えの色が走った。
「これからたっぷりと罰を受けなさい雪絵。女であるあなたの体は私が1番よ
く知っているわ。医者として、女として。そして如月真弓としてね」
「ああぁ、お願い、許して真弓」
「もう、真弓とは呼ばないで。これからは院長と呼んで貰うわ」
「お願い、話を聞いて……本当に出来心なの」
「出来心? それで済む金額ではないわ」
真弓はワゴンに乗った箱の中から、200mlのガラス製の浣腸器を取り出した。
そしてワゴンの下段に伏せてあった大振りのビーカーに浣腸液を作ると、御堂
の見える所で浣腸液を吸い上げ、アナルへ浣腸気を突き入れた。
御堂は分娩台に足首、太腿、腰をベルトで固定されている。両手首は1つに括
られ、ヘッドレストの後に回されちょうど後頭部あたりで縛り付けられている。
「あうぅ、お願いやめて」
アナルに冷たい異物を感じて、御堂が呻いた。
「ゆかりさん。浣腸液を作ってくれる?」
「えっ、わたしが?」
「そう、簡単よ。この薬をこれで薄めるだけ」
真弓に説明され、これなら自分にも出来そうだとゆかりは思った。
真弓は黙ったまま突き入れた浣腸器のシリンダーを押し込んだ。
「ああぁ、いやぁ」
御堂の直腸に浣腸液が渦を巻いて流れ込んでゆく。それはやがて悪魔の液体となって彼女を狂わせる。
その横でゆかりは浣腸液を作っていた。
その瞳に青白い光を灯し、唇には微笑みさえ浮かべながら。



お昼に『夢の森駅』の改札口前。
3日前に急に決まった再会の約束だった。
時間通りに千鶴は改札口を抜けて、沙也加の前に元気な姿を見せた。
「千鶴、久しぶり。どう? 足の具合は」
「うん。もう大分歩けるようになったよ。ほら」
千鶴はその場で、大げさにモデルのような歩き方で歩いて見せた。
「へぇ、すごいすごい。すごいよ千鶴」
「えへ、まぁね。こんなもんでしょ」
千鶴が退院して1ヶ月が経つ。途中連絡は取り合っていたが、こうして会ってお
互いの顔を見るのは久しぶりだった。沙也加はナースという不規則な勤務の合間を縫って先輩を拝み倒し、2連休を手に入れていた。
「ねぇ、どこ行く?」
沙也加に言われ千鶴は戸惑った。
「どこって言われても……、あたしこの街、病院しか知らないしね」
「そうだね。そうだよね」
「ねぇ、あたし屋上からこの街を眺めてて思ってたんだけど、駅の向こう側?
線路の向こう側って、どんな風になってるのかなぁーって」
「ああ、西口ね。行ってみる?」
「うん。行ってみる」
二人は病院とは反対の西口に向かった。階段を降りるとバスターミナルがあり、幹線道路の向こうに商店街が見えた。


Comments 2

マロ  

まずは浣腸・・・きっと物凄い責めが繰り広げられるんでしょうね・・・。
そして、ゆかりにもSの気が?

こっちの2人は爽やかにデートですね。

タイプミス?ってポイントがあったので報告。

>悪魔の液体のなって

2007/08/05 (Sun) 18:46 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
あっ、本当だ”

またやっちゃいましたね。
マロさんありがとうございます。

そう、実はゆかり、Sだったんです (笑)
というかSに変身です。

2007/08/05 (Sun) 23:57 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土