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あなたの燃える手で

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白い魔女

69
千鶴の退院前日。二人は屋上で最後のリハビリをしていた。
二人での最後のリハビリ、課題は松葉杖無しで、一人で屋上の端から端まで歩
くことだった。その距離およそ100メートル。風が強く、空には白い雲が速い
動きで流れていた。
「いい、千鶴。これが卒業試験よ」
「はい。大丈夫、あたし歩ける」
「うん。頑張って。風が強いから気をつけてね」
千鶴は松葉杖を手摺りに立てかけた。千鶴の右側には大銀杏がその頂を覗かせ
ている。風が千鶴の髪を左に薙ぎ払った。
千鶴はゆっくりと、それでもしっかりと歩み出した。明日からは自分の足で歩
いてゆかなくてはならない。これ位のことが出来ないで、到底これからの人生
歩いてはゆけないだろう。
風にバランスを崩し、ふらつきながらも千鶴は歩いた。桃色のパジャマの上に
羽織った、白い丸首カーディガンの裾が激しくはためいている。
千鶴の横には沙也加が心配そうに寄り添い歩いている。
今は頼りない歩みでも、きっと歩いてみせる。沙也加の助けは借りない。借り
たくない。
ようやく半分近くまで来た。ここまでは今までにも歩いたことはある。しかし
ここからは未知の距離だ。
千鶴は1度立ち止まり深呼吸をした。ここからが本当の卒業試験だ。
行く手を阻む意地悪な風、まだ完全には曲がらず、筋力も戻りきっていな両足
は時々痛みも走る。
でもそれが何? 時は待ってくれない。いつまでもヨチヨチ歩きのままではい
られないのだ。
千鶴の瞳に熱い光が灯った。それは未来を照らす、未来を見つめる光だった。


分娩台に固定されたゆかりの蜜壺に
御堂は5本の指先を一つに揃え、円錐状になったその指の付け根の部分、一番
太くなった場所をゆかりの蜜壺の入口に押し付け、無理矢理に押し拡げてゆく。
「ひぃぃ~。あぁぁ~。やめてぇぇ~ひぃぃ」
「ほぅ~らぁっ、ほぅ~らぁっ、んん? 入りそうになってきたわねぇ」
「そっ、そんなぁ、無理ですぅ」
「そうかしらぁ? ほらほら。もう少しで。ほぅ~らっ」
それはまるで溢れる蜜が導き入れるように、蜜壺はその門を開き、御堂の右腕
の前に陥落していった。
「ああっ、ああっ、いやぁ、だめぇぇ~」
「ほぅ~ら、入る入る。入るわよぉ~」
そして、ゆかりの蜜壺はズッポリと右腕を飲み込んだ。
生暖かい肉の袋に腕を突っ込んだような感触に、御堂の唇が満足げな笑みを浮
かべた。
蜜まみれになったその右腕を、こんどはゆっくりと引き抜きに掛かった。
「ああぁぁ~いやぁぁ~」
「んん~ヌルヌル。気持ちいいでしょう? 癖になるわよ」
指の付け根の一番太くなった部分まで引き抜くと、今度はゆっくりと奥まで押
し込んでゆく。腕を締め付ける肉の収縮を感じながら御堂は、ゆっくりとした
ピストンを繰り返した。
「もう、もう抜いてぇ。もういやぁ~」
「せっかく入ったのにぃ。もっと楽しませてぇ。ゆかり」
そう言いながら、腕を引き抜いては押し込んでいった。
ゆかりの蜜壺が、メリメリと音を立てて犯されているようだった。

Comments 2

マロ  

お早い更新ですね。

千鶴は入院を機に、心も強くなった感じですね。

今回は、特に艶かしい情景が見えるようでした。
かなり興奮です!
でも、この後の展開を思うとちょっとハラハラです。

2007/07/29 (Sun) 20:31 | EDIT | REPLY |   
蛍月  

沙也加と千鶴は爽やかに、
真弓、御堂とゆかりはネチネチと、
物語はグランドフィナーレに向かって、
いよいよラストスパートです。

2007/07/29 (Sun) 21:59 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土