貴婦人とメイド
12
麗子と比べると少し背が低い160㎝。栗毛色に染めたセミロングの髪には軽いウェーブが掛かり、切れ長の目をした日本的な美人と言えた。痩せ型の体型からスラリと伸びた手足はきめ細かな肌に包まれ、特にその長い指先は美しさが際立っていた。
麗子と沙樹はすでにマリアが用意したネグリジェを着ていた。薄いその生地からは二人がその下に何も身につけていないのが見て取れ、二人はまだその手に赤い縄を1本ずつ持っている。
よく見ると、マリアの両腕には柔らかな赤い縄が3重に巻かれ、そこから伸びた縄はぴんと張られ、ベッドの脚に括られていた。麗子と沙樹はベッドに上がるとマリアの脚を広げ、今度は足首に赤い縄を巻き始めた。
「れっ、麗子様ぁ・・・」
「ふふっ、いい子だから大人しくしなさいマリア」
二人はそれぞれ、1本ずつ脚を押さえつけるようにしながら縄を巻き付けると、ほぼ同時に脚を更に広げるようにベッドの端に動かした。そしてマリアの両脚がピンと張るように引っ張りながら、縄をベッドの脚に巻き付けた。
「いっ、いやぁ、麗子様ぁ」
マリアは体をくねらせようとしたが、赤い縄は僅かに伸び再び縮んだ。
赤い縄はどうやら強いゴムのようで、マリアの四肢を引っ張り、僅かな抵抗をも許さなかった。
マリアの体はX字形に固定された。
ベッドから降り、上から自分たちの作品を眺める麗子と沙樹。
可愛い大きな瞳、つやつやの黒いストレートのロングヘアー。仰向けになっても張りのある胸には、ピンクの果実が震えている。そしてキュッとくびれた腰の下には淡い茂みが見え。スラリと伸びた脚は細すぎず、それでいて柔らかな太腿から足首に掛けて締まりのあるラインを見せていた。
「綺麗な体ね。マリアちゃん。あたしのこと憶えてる?」
「た、高島沙樹さん。」
「そうよ。うれしいわ。憶えていてくれて。1度食事をご一緒したものね」
「ああっ、恥ずかしいです。こんな格好にされて・・・。見ないでください」
「ふふふっ、そうはいかないわよ、マリア。今夜はかわいがってあげるって。メールしたでしょ」
「でっ、でも、こんな格好・・・」
「あら、とってもよく似合うわよ。マリアちゃん。体の隅々までよぉ~く見せてもらうわよ。あなたを味わいながら。まずはココの毛を剃りましょうねぇ~」
「そんな、いやぁ~」
「沙樹は会社ではあたしの秘書だけど、あなたにとってはあたしと同格よ。沙樹の言葉はあたしの言葉。あなたは逆らえないのよ。マリア」
「ああっ、そんな麗子様」
四肢の自由を奪われたマリアに、麗子の言葉が重くのしかかる。
沙樹がネグリジェを脱ぎベッドの端に、ちょうどマリアの左の脇の辺りに腰掛けた。そのまま上体を倒し、唇をマリアの顔に寄せた。
「キスして、マリアちゃん」
「えっ、・・・」
狼狽えるマリアにかまわず沙樹は優しく唇を重ねた。
麗子と比べると少し背が低い160㎝。栗毛色に染めたセミロングの髪には軽いウェーブが掛かり、切れ長の目をした日本的な美人と言えた。痩せ型の体型からスラリと伸びた手足はきめ細かな肌に包まれ、特にその長い指先は美しさが際立っていた。
麗子と沙樹はすでにマリアが用意したネグリジェを着ていた。薄いその生地からは二人がその下に何も身につけていないのが見て取れ、二人はまだその手に赤い縄を1本ずつ持っている。
よく見ると、マリアの両腕には柔らかな赤い縄が3重に巻かれ、そこから伸びた縄はぴんと張られ、ベッドの脚に括られていた。麗子と沙樹はベッドに上がるとマリアの脚を広げ、今度は足首に赤い縄を巻き始めた。
「れっ、麗子様ぁ・・・」
「ふふっ、いい子だから大人しくしなさいマリア」
二人はそれぞれ、1本ずつ脚を押さえつけるようにしながら縄を巻き付けると、ほぼ同時に脚を更に広げるようにベッドの端に動かした。そしてマリアの両脚がピンと張るように引っ張りながら、縄をベッドの脚に巻き付けた。
「いっ、いやぁ、麗子様ぁ」
マリアは体をくねらせようとしたが、赤い縄は僅かに伸び再び縮んだ。
赤い縄はどうやら強いゴムのようで、マリアの四肢を引っ張り、僅かな抵抗をも許さなかった。
マリアの体はX字形に固定された。
ベッドから降り、上から自分たちの作品を眺める麗子と沙樹。
可愛い大きな瞳、つやつやの黒いストレートのロングヘアー。仰向けになっても張りのある胸には、ピンクの果実が震えている。そしてキュッとくびれた腰の下には淡い茂みが見え。スラリと伸びた脚は細すぎず、それでいて柔らかな太腿から足首に掛けて締まりのあるラインを見せていた。
「綺麗な体ね。マリアちゃん。あたしのこと憶えてる?」
「た、高島沙樹さん。」
「そうよ。うれしいわ。憶えていてくれて。1度食事をご一緒したものね」
「ああっ、恥ずかしいです。こんな格好にされて・・・。見ないでください」
「ふふふっ、そうはいかないわよ、マリア。今夜はかわいがってあげるって。メールしたでしょ」
「でっ、でも、こんな格好・・・」
「あら、とってもよく似合うわよ。マリアちゃん。体の隅々までよぉ~く見せてもらうわよ。あなたを味わいながら。まずはココの毛を剃りましょうねぇ~」
「そんな、いやぁ~」
「沙樹は会社ではあたしの秘書だけど、あなたにとってはあたしと同格よ。沙樹の言葉はあたしの言葉。あなたは逆らえないのよ。マリア」
「ああっ、そんな麗子様」
四肢の自由を奪われたマリアに、麗子の言葉が重くのしかかる。
沙樹がネグリジェを脱ぎベッドの端に、ちょうどマリアの左の脇の辺りに腰掛けた。そのまま上体を倒し、唇をマリアの顔に寄せた。
「キスして、マリアちゃん」
「えっ、・・・」
狼狽えるマリアにかまわず沙樹は優しく唇を重ねた。