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あなたの燃える手で

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九尾の猫達

31
月子は手を縛られたまま布団の上に降ろされた。
「さっ、手を首の後ろに……、そうです」
リリが縛られた月子の両手首を首の後ろへと持っていき、そのまま抑えた。
ママは月子の折りたたまれた肘と二の腕にグルグルと縄を回し、肘が伸びない
ように縛った。
「さっ、今度は脚よ。そこに座ってくださいます? 月子様」
ママに促されるように、月子は布団の上に体育座りになった。すると今度はマ
マとリリがそれぞれ縄を持ち、月子の脛と太ももをピッタリとつけ、それを一
つに縛った。
「うふふっ、ほらっ」
そんな月子を、リリが仰向けに倒した。すると月子は、まるでオムツを替える
子供のような格好になったのだ。
「あっ、あぁ嫌っ、こんなの……」
「うふふっ、さっ、仕上げですわ」
2人は月子の脚を大きく拡げると、それが閉じられないように膝から縄を伸ば
し、それを手首の縄に繋いだ。
ママとリリは、布団に転がされた月子を確認するように見下ろした。
両手は首の後ろに固定され、肘で折りたたんだ腕も、膝で折りたたんだ脚も、
縄がグルグルと巻かれ絶対に伸ばせない。しかも脚の縄は、股関節の可動範囲
の限界近くまで拡げられた脚を、そのまま閉じられないように首の縄に繋がれ
ているのだ。

「これでいいわ。ねっ、リリ」
「はい」
「さぁ、それじゃ拷問ごっこの始まりよぉ。うふふっ、楽しみだわぁ、あたし
こういうの大好きですの。」
「ママはね、拷問が大好きなのよ。三度の飯より好きってくらい好きよ」
「もう、リリったら言い過ぎですわ。拷問って言っても、別にそんなに怖いこ
とするわけじゃありませんのよ。ただあたくしは、赦しをこう女を虐めるのが
好きなだけですわ」
「それが、あなたの願望……、なのね」
「願望、そうですわね。ミミのレイプ願望、リリのパイパン願望、そしてあたくしの拷問願望。でも月子様、あなたにも同じ願望がおありじゃなくて?」
「えっ? あたしにも拷問願望が?」
「そうですわ。あたくしは拷問をする側。月子様はされる側」
「でもあたしは……」
「そう、月子様のタイプはタチ。普段は責めることが多いかと思います。でも
だからこそ、責められる側の快感や苦しみを味わってみたい。そんな気持ちに
なるご自身を、わかっているですわね……」
「確かに、そう言われると……、そうかも」
「ですから、今からあたしとリリは拷問官。月子様は囚人、捕虜、囚われたス
パイ。そんなところで、恥ずかしいことを全部しゃぺってもらいますわ」
「えっ……、でも……」
「プレイはとっくに始まってますの。もう有無を言わせんませんわ」
「それじゃ、この薬を使って、まずはたっぷりと苦しんでもらいましょうか」
リリの手には、あの目薬のような青い容器が摘まれていた。
「そ、それって、あの痒い」
「はい。月子様がリリに使ったあの痒み薬ですわ」
「これがどれだけ痒いか、今日はご自分の体で味わってもらいますよ」
「痛いのや痒いのは我慢できても、痒いのは耐えられませんものねぇ」
ママは月子の剃り跡に、ポタポタと十数滴の薬を垂らした。
「あぁ~、待って、待ってぇ~」
冷たい雫はすぐに熱感に変わり、それは猛烈な痒みへと昇華していった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土