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あなたの燃える手で

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九尾の猫達

20
薬を塗られて三十分。痒みは薬の効能で一瞬たりとも衰えない。
そんなリリの剃り跡に、月子の筆が容赦なく襲いかかっている。執拗なまでの
筆責めに、動けないリリは全身をガクガクと震わせ、必死に痒みをと戦ってい
るが、所詮は負け戦さ。その姿は無残な半狂乱と化していた。
一方責める月子は余裕綽々だ。目の前で開いたリリの太ももに両肘を乗せ、の
んびりと、そして存分に彼女に痒みを与えて楽しんでいる。

「ひぃぃ~、もうだめっ、もうだめですぅ。お願い、もう赦してぇ~」
月子はが筆先でチョンチョンと突っつく。すると毛先がチクチクと刺さる。
「何言ってるの? まだまだよ。ほらっ、チクチクチクチク」
「ひぃぃ~、ひぃぃ~、だめっ、だめっ、もうだめ、やめてぇぇ~」
「うふふっ、ほぉ~らっ、もがけもがけ。泣け泣け。まだまだやめないわよ」
「ひぃぃ~、くっ、くっくぅぅ~、はぁ、はぁ、はぁぁ~だめぇ」
「そうねぇ、もうとっくに限界だものねぇ~、ほぉ~らっ、ほぉ~ら痒い」
「もうだめっ。お願い掻いてっ、掻いてっ、掻いてぇぇ~」
「んん~、だめよぉ~。ここにも垂らすんだから。リリの一番弱いここに」
「えっ? まさか……。嫌っ、そこはっ、そこは嫌ぁ~。お願いやめてぇ~」
しかしそんなリリの懇願もむなしく、月子は薬をリリの花芯にポタリと垂らし
た。一瞬の冷たさはすぐに熱感に、熱感はすぐに痒みへと変換された。
人より少し大きなリリの花芯。それは既に濡れている為、あっという間に薬が
浸透したらしい。
「あぁ~嫌ぁ~、もう痒くなって……、あぁぁ~痒いぃ~、痒いぃぃ~」
「どう? 一番弱いところが痒くなるって。辛い? ただでさえ敏感なのに、
筆でくすぐったら何倍も痒くなって……、その刺激は快感にもなるわよ」
「嫌っ、嫌っ、そこに筆は……。お願いだからそこだけは赦してください」
「そんなこと言われたら、余計虐めたくなるじゃない。それとも虐めて欲しいからそんなこと言うの?」
「違います。ホントに、ホントに痒いんです。あぁ~、だめっ、もう我慢でき
ないくらい痒い」
「そう、もうそんなに痒いのぉ。それじゃ邪魔なこの皮を剥いて……」
月子は花芯の皮を根元までしっかりと剥きあげた。そして白い筆先を、裸になった紅い花芯に近づけた。
「ひぃぃ~、嫌っ、お願いっ、やめてっ、やめてぇぇ~」
「ほぉ~らっ、いくわよぉ~」
筆先はまるで蜃気楼のように接触した。
「嫌ぁ、嫌嫌嫌ぁ~」
ビクンとリリの体が揺れる。それはそのまま痙攣のように震え続けた。
一番弱いところを一番弱い効果的な触り方で責める。それこそが月の目指す責
めたかといってもいい。そして自分の責めで悶える女に、月子自身も感じてい
くのだ。
一方リリも、筆が剃り跡から花芯へと移ったことで、痒みが快感を伴ったもの
となり、急速に絶頂への階段を上り始めた。

「ほぉ~らっ、右から、左から、上から、裏はどうかしらぁ? 下からなぞり上げられると、んん~堪らないみたいねぇ~」
「ひぃぃ~だめっ、もうだめっ、あぁおかしくなる、あぁいいぃ、逝くぅ~」
「んん? 逝く? だめよ。まだ逝かせない。もっとたっぷりチクチクしなく
ちゃ、ねぇ。ほらっ、ほらほらっ、どう? ほぉ~らっ、チクチクチクチク」
「ひぃぃ~、それも、それもだめっ、嫌っ、嫌ぁぁ、ひぃぃ~、ひぃぃぃ~」
「んん~、堪らない堪らない。逝きたくて痒くて、我慢できないでしょう」
「嫌ぁ、もう嫌ぁ、あぁ気が狂うほど痒いのぉ。もう掻いてっ、掻いてぇ~」
「うふふっ、相当辛そうねぇ。でもまだよ。まだまだじっくりと虐めてあげ
る。ほらっ、ほらっここ。ここをそぉ~と、そぉ~っと、ほぉ~ら……」
「ひぃぃぃ~、嫌ぁぁぁ~、あぁぁ逝くぅぅ~」
痒みは快感を生み、快感はまた痒みに戻る。そんな無限ループを辿る月子によ
る生き地獄は、まだ始まったばかりであった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土