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あなたの燃える手で

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九尾の猫達

16
黒い茂みのなくなったリリ、それはまさに陶器の人形だった。
目障りな黒いものが無くなった分汚れがとれなような、むしろ元に戻ったような、
そんな印象さえある。

「さぁ、見せてもらうわよぉ。ちょっと待ってね、メガネ掛けるから……」
月子は赤いフレームのメガネをかけた。
「あぁ、そのメガネ、なんかお医者様みたいです……」
確かにメガネを掛けた月子は、ベテランな女医のようにも見える。
「あらっ、そう? でもね、見るは見るでも、これだけじゃないのよ」
「えっ……?」
「ほらっ、これ……」
そう言って月子がバッグから取り出したものは、手相を見るような虫眼鏡だった。
「えっ、そんなもので……」
「そうよ。これで拡大して、じっくりと見てあげる。ただでさえ恥ずかしいと
ころが、何倍にも大きく見えるのよ」
「いっ、嫌っ、恥ずかしいぃ、そんなの恥かしすぎます」
「そうねぇ~、恥ずかしがり屋のあなたには堪らないでしょうねぇ~」
月子は虫眼鏡を右手で持つと、それでリリの股間をかざすように持った。するとそ
れは月子の想像以上に大きく映し出された。
「まぁ、すごい、すごいわ。すごく大きく……、よく見えるわ」
「あぁ、嫌っ、恥かしぃ、恥ずかしいですぅ」

しかしどんなに恥かしがろうが、リリはテーブルの上でどうすることもできない。
解剖台の上のカエルは、解剖されるのを待つだけなのだ。
一方月子は、虫眼鏡の距離を調節しながら、そこを覗き込んでいる。もうこの丸い
レンズの中が、月子の世界の全てになったかようだ。

「まぁ、ホントに綺麗ね。思ったより色素の沈着もないわ」
「あぁ、そんなっ、まるで観察するように……」
「そうよぉ、じっくりと観察させてもらうわよ。さぁ中も見せて……」
虫眼鏡を左手に持ち帰ると、右手の親指と中指をリリの花びらに添えた。
「ほぉ~らっ、開くわよぉ~」
添えた指を、花びらがめくり返るようにゆっくりと左右に開いていく。
「あぁ嫌っ、嫌嫌っ、あぁ~だめですぅ」
「ほらほらっ、中の赤い粘膜が少しづつ見えてきたわよぉ。あらあら、ねぇ、
もしかして、濡れてるんじゃない?」
「あぁ~そんなっ、見ないでっ、見ないでぇ」
そして月子の指は、リリの花びらを最大限に開き切った。それはまるで紅い粘
膜の羽を広げた蝶々のようだ。
「あぁー、やっぱり濡れてる。それもこんなに濡れてるじゃない。もうヌルヌ
ルになってるわよ。それにこのイヤラシイ匂い。これがリリの匂いなのね」
「アァッ、あぁ~ん、恥ずかしぃですぅ」
「中まで濡れてるか確かめるわよ」
「えっ……?」
花びらが指から解放されると、蝶々は音もなく羽を閉じた。しかし月子は右手
の中指を一本だけ伸ばすと、それをリリ蜜壺の奥へと差し込んでいった。
「はぁぁ~、そんなっ、あぁっ、あぁぁ~ん……」
「やっぱり……、奥までしっかり濡れてるわねぇ。それに締まりも良さそうじ
ゃない。んん? どうしたのぉ? そんなに体をビクビクさせて」
「あぁ、あぁ~ん、あぁっ、あぁぁっ、そっ、ソコッ……、ソコはぁ……」
「あらっ、ココなの? うふふっ、分かりやすい体ねぇ。ほらっココ、ココを
こうされたら、どうなるのかしらぁ……? ほらぅ、ほらほらほぉ~らっ」
月子は指先で、月子のスポットをクリクリといじった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土