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あなたの燃える手で

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九尾の猫達


月子は思いっきてミミとの距離を詰めた。ミミはそれを防ごうと両手を前に出
す。その手に自分の手のひらを合わせるように、指の間に指を入れ、そのまま
握り込んだ。その瞬間、月子は自分の方が力が強いと直感した。

「あっ、あっ、月子様」
「なぁ~にぃ?」
「やっぱり普通に……」
「だぁ~めっ。あたしはあなたを犯したいの。あなたが拒否しても嫌がって
も、あたしはあなたを犯す。むしろその方が面白いわ。思いっきり嫌がって」
月子が力を入れ、ミミをベッドへと追いやる。
「あぁ、いやっ」
「ふふふっ……」

ミミの両腕は必死に抵抗しているようだ。しかし月子にとってそれは、わずか
な力でしかない。月子の脳裏に瞳ママの言葉が蘇る。 "運動が苦手な優等生タ
イプですから。組み伏せるも簡単。抑えつけるなど造作もないことですわ"。
それにしても、本当にそれが造作もないことのように思えてくる。それほどこ
の子の力はひ弱なのだ。
月子はそのままジリジリとミミをベッドへと押しやった。その力に負け、後ず
さるミミのふくらはぎがベッドに触れた。しかし月子はさらに押す。ミミはそ
れ以上退がれず、上半身だけが反り返っていく。
十分の反り返ったところで、月子は押す力を弱めた。ここまで反り返れば、あ
とは重力が代わってくれる。
そのひ弱な体で、いつまで耐えられるかしら。月子は見物するようにミミが崩
れ落ちるのを待った。
「あっ、あっ、月子様……」
限界は思ったより早く訪れた。ミミはダブルサイズのベッドの上に、背中から
倒れこむと何度か軽くバウンドした。
月子も当然ミミと一緒に倒れ込み、彼女の上に重なった。その両手は今も彼女
の手を握り、頭の横で押さえ付けている。
「捕まえた。さぁ、今から犯してあげる」
月子は両腕を伸ばし、ミミの頭の横から更に上へとズラしていく。
「いっ、いや……。月子様、お赦しください」
ジリジリと伸ばされていくミミの両腕。それはちょうどバンザイをするような
格好に伸ばされ、そのまま押さえ付けられた。
すると月子は改めて全体重をミミの上にかけ、体全体で抑え込んだ。
もう月子の顔の数センチ前にはミミの顔がある。しかもそれはいつでもゼロに
できる。

カマキリは完全に蝶々を捕まえた。カマキリなら後は噛み付いて食べるだけだ
が、月子という雌カマキリは蝶々をカマに挟んだまま、少しづつ長くいたぶり
楽しむつもりなのだ。

「どう? 動けないでしょう……」
「あっ、ホントに……、動け、ない」
「もう観念しなさい。ミミ」
月子が自分の唇をミミの唇へと近づける。しかしミミはそれを拒否するように
顔を横に向けた。
「い、嫌っ……」
「あらっ、嫌なの? そう。でもそれくらいじゃなくちゃねぇ~」
月子の唇がミミの唇を追いかける。
「い、嫌っ、嫌です……」
彼女は首を首を左右に振って逃れ始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土