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あなたの燃える手で

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深夜バス

13
女性専用深夜バスポラリスは、相変わらず暗い高速を金沢へと向け走ってい
る。すれ違う車のライトも、相変わらず金色のビー玉のようだった。

みどりさんは濡れたあたしの指を、ソフトクリームのように一舐めすると、今
度はその指を根元まで口に入れ、ゆっくりと引き出した。もちろん視線はあた
しの顔からそらさない。
「あぁ、美味しい……」
「ふぁ、ふぃやぁ、ふぁふふぁすぃ~」
「そうよ、今結衣ちゃんはとっても恥ずかしいことされてるの」
「ふぃやぁ……」
「でもまだまだ、もっとちゃんと調べなきゃ。結衣ちゃんのココを」
するとまたあたしは彼女の指先をあそこに感じた。そしてさっきよりもスムー
ズにあたしのへの入り口を探り当てると、さっきよりもスムーズに蛇と化した
指が潜り込んできた。
「ふぁ、ふあぁ……」
「うふふっ、んん~濡れてる濡れてる」
蛇はその感触を楽しむように、また奥へと潜り込んできた。そして時たま頭を
振っては何かを探している。
「さぁ、どこかなぁ~。結衣ちゃんのGスポット……」
「ここ? それともこっちかしら?」
蛇の感はなかなか鋭く、カナリいい線であたしのGスポットのすぐ近くを探っ
ている。
「もうちょっと奥かしら……。ねぇ、もしかしてこの辺」
その直後、蛇の頭があたしのスポットを直撃した。
それは "ガクン" というより "ビクン" という震えだった。蛇の直撃により、あ
たしの体は自分でも予期せぬ震えを起こしたのだ。
「あらっ、ココみたいねぇ。今 "キュッ" て締まったわよ」
「ふぃやぁ……」
「うふふっ、もう一度確認ねぇ、ほらっ、ココでしょう……?」
「ふぃやぁ……」
するとまた、全身が "ビクン" と波打つように震えた。
それはまるで井戸のように快感という水を汲み上げる。その度にあたしの体は
ビクンと震え、水は血流に乗って全身の毛細血管の隅々までいきわたるのだ。
「ふぃ、ふぃ~」
「うふふっ、どれどれ……」
みどりさんはハンカチを詰め込まれたあたしの口を上から押さえると、右手の
中指で探り当てたGスポットを、指先でクリクリと嬲り出したのだ。しかもそ
れはとても繊細な指使いだ。
「ふぃやぁ、ふぃやぁ~」
こんな繊細に指を使われたら誰だって……。
「ふふふっ、だめだめ。ほらっ、強く弱く強く弱く、ほらほらほらっ」
指先の僅かな強弱、リズムや動きをでを、体は敏感に汲み取ってしまう。
「ふぐぅぅ~、ふひぃぃ~」
「んん? 感じる? ほらっ。大きな声出すとみんなに聞こえちゃうわよ。ど
うするの、あなたのこんな姿見られたら……」
「ふぃやぁ、ふぃやぁ~」
確かに、その可能性はゼロではないのだ。何しろ5つほど前の席には乗客が乗
っているのだから。
しかしそう言いながらも、みどりさんの指先は止まらない。絶えずあたしの井
戸から水を汲み上げ、全身へと流し込んでいく。
「ほぉ~らっココだ。ココだ、ココココ。うっふふっ。堪らない? 感じすぎ
て、もう後戻りできないでしょう」
小刻みに大胆に、その指はあたしを翻弄していく。
「ふぃやぁ、ふぃやぁ~」
「もう戻れないわねぇ。ホォ~らっ、だんだん強く、そしてだんだん弱く」
あぁ逝きたい、逝きたい。あたしはもう全身全霊で逝きたがっているのだ。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土