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あなたの燃える手で

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感悶寺 奥の院

三十五
「さぁ、それでは始めましょうか……」
そう言うと夢天は、習字で使う筆を箱から取り出すと、その柔らかな白い穂先
で、痒みの極みともいえる美鈴の花びらに触れた。しかもその触れ方は、究極
とも言えるソフトタッチだ。
「ひぃっ、ひぃぃぃ~、だめっ、そんなっ、やめてっ、やめてぇぇ~」
「ふふふっ、どうです? 痒いところに筆の穂先がフワフワと、これは堪らな
いでしょう」
「いやっ、だめっ、あぁ痒いっ。痒いぃぃ~。お願いやめてぇぇ~」
「痛いのや熱いのは我慢できても、痒みだけは我慢できませんからねぇ~」
そして横から首を伸ばすようにして、花壺が楽しそうに美鈴を見下ろした。
「確かに。指で触られても我慢できないのに、筆でくすぐられるなんて……。
こんなの堪えられるわけねいわね」
「そうですぅ、あたしもこの気持ちはよく分かりますぅ」
「そうねぇ、濡菊にもこの間使ったものねぇ。そうだ、この辛さを知っている
お前がやってみる?」
「いいんですか?」
「ええ、勿論ですよ」
「美鈴さんの色魔を苦しめ追い出すためよ。やらせて貰いなさい」
「はい」
濡菊は箱からクスコを取りだすと、医療器具でもある鳥のくちばしのようなそ
れを美鈴の蜜壺に差し込んだ。
「もう中も充分に痒くなっているはずですぅ」
「えっ? 嫌っ。な、なに?」
「これで限界までパックリと拡げて……。奥を筆でくすぐるんですぅ」
「おやおや、随分と念が入ってますねぇ~」
「練り芋茎は皮膚からも浸透しますが、皮膚より粘膜からの浸透の方が、より
その成分を浸透しやすいんですぅ」
「なるほど……」
「よってこの奥、あたしの実体験から、入口付近よりも奥の方がより効果的に
痒みが募っているはずですぅ。それはおそらく体温の関係もあると思われます
がぁ……」
「もういいですよ。さっ、始めなさい……」
「はぁ~い」
濡菊は夢天の持った筆よりも細い、小筆を手にした。そしてそれをクスコでし
っかりと拡がった美鈴の蜜壺の奥へと差し入れていった。
「嫌っ、嫌嫌っ、そんなの嫌ぁぁ~」
「うふふっ、いいですかぁ? いきますよぉ~。ほらっ……」
すると痒みの募った蜜壺の奥を、筆の穂先が垂直に刺さるように、チクチクと
刺激し始めたのだ。しかもそれは決して強くなく、憎らしいほど優しいのだ。
まさに首に巻いた毛糸のマフラーが、チクチクしてむず痒くなるアレに似てい
るかもしれない。
「ひぃぃ~、嫌ぁ、やめてっ、やめてぇぇ~。痒いっ、あぁ痒いぃぃ~」
しかし四肢を吊り上げられている美鈴は、虚しく宙を掻くばかりだ。
「それではあたしはお豆を……」
夢天は練り芋茎が付き、既に痒くなっている敏感な肉豆の皮を左で剥くと、そ
こにさっきの筆で触れた。
「ひぃっ、そんなっ、嫌っ、嫌っ、そこは嫌ぁぁ~」
「奥は奥で、ここはここ。どちらも辛いですねぇ~」
すると花壺が全裸になり、仰向けの美鈴の顔を跨ぐと、そこに自分の股間を近
づけた。
「ほらっ、舐めなさい。あたしが逝くまで舐めるの」
花壺は有無を言わさず、股間を美鈴の口に押し当てた。そして美鈴が舐めやす
いようにその高さを微調整する。
「ふふふっ、いいですねぇ花壺。美鈴さん、あなたが花壺を逝かせたらこの責
めを終わりにしてあげますよ」
「本当ですか……?」
「えぇ、本当ですよ」
それを聞くと美鈴は、花壺の肉豆に向かって舌を伸ばしていった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土