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あなたの燃える手で

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感悶寺 奥の院

三十六
「あぁ~ん、そうよぉ~。上手じゃなぁ~い。あぁっ、あぁっ、あぁぁ~ん」
美鈴の顔を跨いだ花壺が悶えだした。
「これじゃすぐに逝っちゃいそう……」
しかし夢天と濡菊の筆責めもその手を緩めない。
「ひぃぃ~、ひぃぃ~痒いっ。ひぃぃ~。お願いもう終わりにしてください」
「だめよ。あたしが逝くまでって言ったでしょう」
「でも、でもぉ、もう痒くて我慢できません~」
「だからいいんですよ。我慢の限界を超えたところをジックリと嬲るのが楽し
いんですから……」
「そうですぅ。あたしも美鈴さんの痒い気持ち、よぉ~く分かりますよぅ。で
も分かるから、どうされたら辛いか、それもよぉ~く分かっちゃうんですぅ」
「あぁそんなっ、それなら……、あぁだめっ。嫌っ……」
「ほぉ~らっ、こんな風にチクチクサワサワ、ほらっ、ほらっ、ほぉ~らっ」
「ひぃっ、ひぃぃ~痒いぃ~、痒い痒いっ、もうだめっ、もうやめてぇぇ~」
「だめですよぉ~。やめませんよぉ~。ほぉ~らっ、ほぉ~らまだまだ」
「あぁぁ、だめっ、もうだめっ。もう堪えられない。ひぃぃぃ~痒いぃぃ~」
「ふふふっ、一度浸透した練り芋茎の成分は、たとえ潮を噴いても流れ落ちま
せんよ。自然に痒みが治まるまで待つしかないのです」
「そうですぅ。でも痒みが治まってきたらまた塗ればいいだけですけどねぇ」
「嫌ぁ~嫌ぁ~、もう嫌ぁ~。ひぃぃ~痒いぃ、もうだめ、ホントにだめぇ」
「ふふふっ、ほらほらっ、まだまだじっくりといきますよ」
「ほらっ、ちゃんと舐めないと終わらないわよ」
花壺は美鈴の顔も跨ぎながら、釣り上がっている両脚をグイッと掴んだ。
それによって美鈴の股間は、夢天と濡菊がより責めやすい角度となって上を向
いた。
「ひぃぃ~、ひぃぃ~嫌ぁぁ~。お願い赦して、もう赦してぇぇ~」
「ほぉ~らっ、この辺も堪らないはずですぅ。ほらっ、ほぉ~らこの辺……」
「ひぃぃ~あぁぁ~、嫌ぁぁ~、そこも、そこもだめぇぇ~」
「やっぱりぃ……。じゃ、こっちもぉ? ほらっ、どうですぅ?」
「だめっ、だめだめだめぇぇ~。止めてぇ、とにかくもう止めてぇぇ~」
「やめませんよぉ。美鈴さんはまだまだ我慢しなきゃならないんですよぉ~」
「そうですよ。こんな楽しいこと誰が止めるもんですか。まだ半分も、いえ、
十分の一も終わってませんよ」
「そうよ。このまま朝まで虐めてあげる」
「そんなっ、そんなことされたら……、気が狂ってしまいます。あぁ痒いぃ」
「あらっ、気が狂っても痒いのは同じじゃない?」
「そうですぅ。発狂しながら痒みに悶えることになりますよぉ」

そして美鈴の必死の愛撫により、花壺が登り詰めようとしていた。
「あぁ~ん、ホントに上手ねぇ、あぁん逝くっ、逝く逝くぅぅ~」
「あぁぁ逝って、お願い逝って、花壺さん……」
「あぁぁ~、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
花壺の全身が震えるほどの快感に包まれたとき、美鈴の舌から彼女の腰がスッ
と浮き上がり離れた。
「あっ、えっ?」
「あらぁ、残念……。逝けなかったわぁ~」
「そんなっ……」
「もう少しだったのにねぇ~。さぁ、もう一度最初からやり直しよ」
「嫌っ、嫌嫌っ、そんなの嫌ぁぁ~。もう我慢でない。ひぃ痒いっ」
「ほぉ~らっ。だから朝までですぅ~」
「それとも気が狂うまでかしらぁ~?」
「いずれにしても、この地獄はまだまだ続きますよ。気を失っても、気付け薬
を嗅がせてあげます。そうすればすぐに現実に戻って来られますから」
「排泄もこのまましていいですからねぇ。それってつまりぃ~、ずぅ~っとこ
の地獄が続くってことになりますけどぉ~」
「良かったですねぇ、美鈴さん。あなたの心の中の色魔も、さぞやお喜びでし
ょう」
そして堪え難い痒みと快感が、あたしに襲いかかったのです。


終章:
それから数時間、三人は思う存分あたしを嬲り続けたのです。そしてあたしは
今まで感じたことのない絶頂を味わったのです。

あたしはやっと気が付きました。
今までの修業は色魔を追い出すためのものではなく、むしろ色魔を、色欲を高
めるための修業であったことを……。
そしてそれはつまり、全てを晒け出すことを意味するのではないかと……。
隠し通してきた淫らな己の開放、その開放によってのみ道は開ける。
そんなコトをあたしは悟ったのです。
たとえその開放が、この寺でしか出来ないことであったとしても……。


ーおわりー

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土