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あなたの燃える手で

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感悶寺 奥の院

三十三
「さぁ、今日は最後の修業ですよ」
夢天さんと花壺さん、そして濡菊さんがあたしの前で優しく微笑んでいます。
夢天さんの横には、ティッシュボックス程の箱が置かれています。
「はい」
「最後の修業は、禁昇天と乱れ昇天です」
「はい……」
「もう分かっているとは思いますが、今回もタップリと、そしてジックリ可愛
がってあげるますよ」
「はい、楽しみにしております」
「そうですか。それは話が早いですね」
「それでは早速用意を……、濡菊」
「はい、夢天様」
「それでは美鈴さんも服を……」
「はい」
濡菊さんは箱の中から薬瓶を取り出すと、それを持って浴室へ行きました。
その間にあたしは服を脱ぎ、全裸になったのです。
「それではそこに仰向けに……」
「はい」

あたしは言われた通り、その場に仰向けに横たわりました。すると夢天さんと
花壺さんが、縄であたしを縛り始めました。
夢天さんがまず、あたしの右手首掴んだのです。すると同時に、花壺さんが右
足首を持ち上げました。
しかしそんな行為にも、あたしはもう驚きもせず、抵抗もしませんでした。
二人の行動は、ここまでの修業を受けてきたあたしにとって、もう想定内の行
動だったからです。
あたしの右手は、花壺さんの持った右足首と一緒に縛られていきます。そして
左側も同じように縛られました。
左右の縄には、まだかなりの長さが余っています。
すると今度はやや太い竹の棒を用意され、右手首と右足首を1つに縛った余っ
た縄を、その竹の棒の端に縛り付けました。左側も同じように、棒のもう一方
の端に縛り付けられます。
「今日の修業はおそらく、今まで以上の快感と辛さを伴っていますはずです」
「はい……」
そしてこの間使った滑車から縄が下ろされ、左右の手足を縛り付けた棒の真ん
中に繋げられました。
すると浴室へ行った濡菊さんが、なにやらは桶を持って戻って来ました。
彼女は桶を傾け、仰向けのあたしにその中身見せてくれました。
中には白く濁った半透明な液体が半分程入っていおり、そしてその液体はかな
り粘りけがあり、トロリとしているようでした。
「これ、練り芋茎(ズイキ)って言うんですよぉ」
「練り芋茎……?」
「練り芋茎は、芋茎の痒み成分を濃縮させて練り上げたものです」
そう言われても、その時のあたしにはよく分かりませんでした。
「まぁ、スグに判るわ。その体で嫌っていう程ね……」
花壺さんが、妖しくあたし見つめると、竹の棒から滑車に繋がった縄の端を掴
みました。そしてその縄を引っ張ったのです。
すると当然、あたしの両手足はスルスルと持ち上がっていきます。そして背中
は床に付いたまま、手足だけが持ち上がったところでそれは止まりました。
「それでは始めましょうか……」
夢天さん達三人が、あたしを見下ろしてニヤリと嗤いました。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土