2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

感悶寺 奥の院

二十八
濡菊さんは二つの風船を膨らましきると、あたしを四つん這いのから膝立ちの
恰好にしてくれました。そしてそんなあたしに、排泄停止宣言をしたのです。
「どんなにどんなに苦しくても、ぜぇ~ったい出せませんよぉ」
「いやっ、いやっ、そんなの……」
「出すにはこの風船の空気を抜かないと…。でもそれは自分では出来ません」
「えっ、どうして……?」
「それはぁ、こうなるからですぅ」
すると夢天さんと花壺さんが、二枚の板をあたしの首にあてがいました。その
板には3つの穴が並んでいて、真ん中の大きな穴には首が、その両隣の少し小
さな穴には両手首が入るのです。
「あっ、いやっ……」
あたしはあっという間にその板に首と両手首を挟み込まれてしまいました。
その姿は中世のギロチンを思わせます。
幸い両脚は自由なままですが、それがなんだというのでしょう。これから襲い
来ることを考えれば、トイレに逃げ込むことくらいしかできません。
しかしこの3人が、そんなことを赦すはずがありません。
そしてそれよりなにより、あたしには恐ろしいほどの排泄感が襲い掛かり始め
ていたのです。
「あっ、あのう、トイレに行っても良いですか」
「行ってももいいけど、出せませんよぉ。それにお尻も拭けないしぃ」
「あっ……」
そうです。あたしはトイレに行ってもお出せないのです。この二つの風船があ
る限り。これが膨らんでいる限り永遠に排泄できないのです。
「うふふっ、気が付いた? さぁ、タップリ焦らしてあげましょうねぇ」
花壺さんが意地悪く言い放ちます。
「そんなっ、早く、早くさせて下さい」
「だぁ~めっ、すぐに出しちゃ修業にならないでしょう。それに……、これか
らが面白いんじゃない」
「そうですよ。あなたの中の色魔を苦しめてやるのですから、タップリと時間
を掛けて苦しめてやらないいけません」
「いやっ、いやっ……」
「いやっ、って言っても、もうどうしようもありませんよ」
「そうですよぉ。もうどうしようもありませんよぉ。その風船は排泄を止める
ために考えられた医療器具ですからぁ」
「あぁ~、で、でもぉ~。もう苦しくて……、あぁ~、いやっ苦しいぃ」
「うふふっ、もっともっと苦しくなりますから、覚悟してくださいねぇ」
「あぁぁ~、ホントに、ホントに苦しぃぃ~」
「今日は次の吹き不浄の修業もやるんですよねぇ、夢天様ぁ」
「そうですよ。その予定ですが……。あぁ、成る程。このまま同時進行で吹き
不浄をやるということですか」
「えっ? なんですか? 吹き不浄って……」
「きっとすごぉ~く面白いコトになるかとぉ」
「そうですねぇ、やってみましょうか」
「あたしも賛成。っていうか、反対する人がいるいるわけないか……」
「花壺、吹き不浄を美鈴さんに説明してあげなさい」
「はい。吹き不浄は不浄出しと同じように、あなたの中を浄化する為にする修
業なの。ただし不浄出しは後ろだけど、吹き不浄は前。まぁ俗世では潮吹きな
んて言われ方をしているようだけどね」
まさに耳を疑うとは子のことではないでしょうか。だって、悪魔のようなこの
排泄感に苦しむあたしに、このまま潮吹きまでをさせるということをこの3人
は言っているのですから……。
「さぁ、それでは早速……。花壺、吹き不浄はあなたですよ」
「はい、夢天様」
花壺さんは、喜々とした目であたしを見つめました。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土