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あなたの燃える手で

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白い魔女

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「ああぁ、待って、そっそんな。あぅぅ、いやぁ」
「中がすごーく熱くなってるわよぉ」
「ああっ、言わないでぇ」
「もうトロトロねぇ。ほぅ~らっこうやってクリちゃんをいじると、お尻が
指を締め付けて千切れそうよ。ほらっ、ほらほらっ」
「いやぁ、だめぇ、ああぁん」
床に足を固定され、両手を天井のウインチで引き上げられ、全身がピンと
張っているゆかりには、腰を前後に振ることぐらいしかできない。
しかしそれさえも虚しい抵抗だった。ゆかりが腰を振ろうとも、その動きに
御堂の腕がつられて動くだけだ。
「ああぁぁ、だめぇ、いやぁ、いやぁ、やめてぇ」
御堂はゆかりの切なげな顔をゆっくりと眺めている。
「ふふふっ、これはどう?」
蜜壺と裏の窄まりを貫いた右手の二本の指を同時に出し入れする。
「ほらっ、ほらっ、んん? ほぅ~らっ」
蜜壺の人差し指はヌルヌルと、裏に入った中指はキュッキュッと、それぞれ
違った感触を伝える。同時に左手は、剥き出した紅い真珠を責め嬲る。
「あうぅぅ~。いやぁ、だめぇ。ねぇお願い、やめてぇ~」



今さら鏡一に連絡が取れないのは分かっている。本来向こうから連絡してくる
のが筋だとも思う。しかし見舞いはおろか連絡一本よこさないとは……。
店に来られない人間は客ではないとでも言うように。

鏡一への想い。諦めている自分と、諦めきれない自分と、本当は分かっている。そう、分かっている。ずっと前から……。
その時、手にした携帯が鳴った。
ハッとして画面と見ると、そこにあるのは近藤沙也加の名前だった。
「はい」
「あっ、千鶴。今どこにいるの?」
「屋上です。あんまりいい天気だから」
「屋上? 一人で? わかったわ。今行くから待ってて」
「はい」
電話を切ると、千鶴は空を見上げた。
一機の飛行機が飛行機雲を引きながら飛んできた。まるで青い画用紙に白い
クレヨンで線を引いてゆくようだ。
その時、千鶴の後で屋上のドアが開く音がした。振り返るとそこに、少し怒った顔をした沙也加の姿があった。
「もう、勝手にこんな所に来て。転んだりしたらどうするの? まだ一人で立てないでしょ」

Comments 2

マロ  

言葉ってのも重要なファクターですね。
羞恥心を煽ってる感じが何ともドキドキで良いです。

>もう少し長い方が良いですかね?

 これくらいの更新ペースなら、
 今の分量で丁度良いんじゃないでしょうか。
 もどかしいのは、それも読み手にとっては良いスパイスでもあるので(笑)

2007/07/07 (Sat) 10:58 | EDIT | REPLY |   
蛍月  
そう、重要なファクターなんです

責め手の言葉は、いつも自分なりに凝っているつもり
なんですよ 。 これでも(笑)

自分の場合、”女王様言葉”は好きではないので、
あまりきつい命令調にはしたくないんです。
それよりもネチネチとした”女の残酷さ”が出せればと
思っています。

文章量。やっぱりこれ位ですかね (^_^)v
長くするとしても、1,5倍位だと思います。

マロさん、貴重なご意見ありがとうございました。

2007/07/07 (Sat) 19:06 | EDIT | REPLY |   

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土