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あなたの燃える手で

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白い魔女 5


御堂は栞を連れB棟に移ると、エレベーターで4階へ上がった。
廊下を奥へと歩き、1番奥にある院長室の1つ手前の部屋で立ち止まった。
ドアを開けると、そこは10畳程の広さがあった。御堂は栞を中へ入れると、ドア脇にある丸椅子に座らせた。そして自分は彼女のカルテを手に取った。

栞は丸椅子に座ると、取り敢えずといった感じで室内をぐるりと見回した。
ドアの近くには、自分の座っている丸椅子ともう一つの椅子と机。机の横には
色々なファイルを納めた書類棚。その横には茶色い瓶が並んだ薬品棚が置かれ
ている。
ここまでは通常の診察室だが、向かいにあるレザー張りの硬そうなベッドや、
部屋の奥の内診台など、あまり見慣れないものもあった。それに床に開いた排
水溝のような穴、それも気になる。

御堂は部屋を見回すそんな彼女を、横目でチラチラと観察していた。見慣れな
いものが並んだ部屋に通され、不安を隠しきれないといった感じだ。
そんな栞を余所に、御堂はカルテを片手に彼女の向かいの椅子に座った。
「双葉 栞さん。年齢40歳。身長160センチ。スリーサイズは、えぇっと、上
から89・60・85……。半年程前から陰部に度々痒みを憶え、最近それが頻繁
になり検査入院を希望。で、いいですね?」
「はっ、はい……」

栞は御堂好みの体をしていた。今はまだ白いシャツに隠れているが、89セン
チの柔らかそうな胸の膨らみは、御堂の中で燃え始めた加虐の炎に油を注ぎ、
膝下のスカートから見える白い脚は、足首がキュッと締まっている。この分だ
と多分、太腿などは吸い付きそうな柔肌をしているだろう。

「申し遅れました。わたくし、この病院の婦長をしております御堂です」
「あっ、はい……。双葉 栞です。よろしくお願いします」
彼女はやや小さな声でそう言うと、座ったまま腰を折り、深く頭を下げた。
この手の女性は従順で逆らうことを知らない、典型的なM気質の場合が多い。
「診察は院長の如月先生が診ますが、先生が来る前に幾つかの検査をしておき
ますね」
「あっ、はい……」
「双葉さん、あっ、栞さんでもいいかしら? その方が緊張も取れやすいと思
うし……」
「えぇ、いいです……、けど……」
「そう、それじゃ栞さんって、呼ばせて貰いますね」
「はい」
「えぇっと、栞さんの場合……。陰部の痒みということなので、取り敢えず下
を全部脱いで、あれに座って貰えるかしら」
御堂の指は、部屋の奥の内診台を指差している。
「えっ? 下を、ですか?」
「そうよ。上はそのままで構いませんよ。」
「はっ、はい……」
しかし栞は恥ずかしいのか、脱ぐという行為が遅々として進まない。
「どうしました? 栞さん。陰部を見てもらうんだから、脱がなきゃ観られな
いでしょう」
栞が恥ずかしがるのは、当然と言えば当然だ。しかし正当性はこっちにある。
こういう恥ずかしがる女を虐めるのも、御堂は大好きだった。
「何ならお手伝いしましょうか?」
こんな追い打ちを掛けるのもゾクゾクする。
「いっ、いえっ、そんな……」
「女同士なんだから……。院長も女性ですし。男の人は絶対来ませんから、安
心して脱いで大丈夫ですよ」
「はい……」
栞はそれでも恥ずかしいのか、渋々といった感じでスカートを脱ぎ始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土