2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

MORNING LOVE


京香さんはベッドに上がると、X字形に磔にされたあたしの上に重なった。
そして体重を預けるようにすると、あたしの右の耳元に唇を近づけた。
あぁ、どうして? 彼女の熱い息だけで、あたしはもう感じ始めている。

「さぁ、楽しませてもらうわよ」
「ねぇ、京香さんやっぱりこんなコト……」
「あらあら今更? もう遅いわよ」
そしてあたしは、耳の穴をほじくり出した彼女の舌を感じた。
「あっ、あぁん嫌っ……。だめよぉ~」
「何がだめなのぉ?」
舌は耳の皺をくすぐり、歯は耳たぶを甘噛みしてくる。
「はぁん、もう、あぁぁん」
吐息だけでも感じてたのに、そんなことされたら感じずにいられない。
「敏感ね、美久」
「えぇ、あたし人一倍感じやすいかも……」
「あらっ、素敵じゃない。っていうコトは……、あたしも虐め甲斐があるって
コトね」
「えっ……?」
「感じやすいってことは逝きやすいってことでしょう?」
「えぇ、まぁ……」
「じゃあ、逝きそうな時に焦らされるのは好き? 寸止めとも言うけど」
「そういう経験はないけど、どんな感じなのかしら」
「そうねぇ、文字通り逝く寸前で止められるって意味だけど。要するに逝きた
くても逝くに逝けないように、コッチであなたの快感をコントロールするの」
「出来るの? そんなことが」
「多分ね。試してみましょうか、この体で……」
「えっ? そんな、チョット、チョット待って京香さん」
「だから、もう遅いって言ったでしょう」
「でもぉ~」
「この恰好じゃ、もうあたしの言うことを聞くしかないじゃないの」
京香の唇が首の右側に吸い付いた。
柔らかな舌先が首筋をネットリと上下する度に、ゾクゾクとした快感が駆け抜
け、それは痙攣のような波を全身に生み出す。
そしてその波は、体を重ねた京香にも当然伝わる。
「この体をジックリと味わいながら、タップリと焦らしてあげる」
あたしは何だか怖くなってきた。
「ねぇ、京香さんやっぱり……」
「うふふっ、もう覚悟しなさい」
京香さんの唇は、首筋から下へと移動していく。
「脇の下はどうかしら?」
「あぁん、そんなトコロ……」
「ふふふっ、匂い嗅がせて……。ほらっ」
彼女はわざとらしく、鼻から息を吸う音を立てた。
「あぁっ、そんなっ、京香さん……、恥ずかしいわ……」
京香さんは暫くそれを繰り返すと、今度は舌先でチロチロとくすぐりだした。
「あぁぁ、い、嫌っ、だめっ、あぁだめよぉ~」
「あらあら、今からそんなになって。この先が楽しみねぇ、美久」
「あぁぁん、あぁもう、もうソコは……」
「うふふっ、ダメよ。もうこの体は美久の体じゃないの、あたしのもの。だか
らあたしの気が済むまでオモチャにさせてもらうわ」
すると彼女の遊んでいた両手が、左右の脇腹をサワサワとくすぐりだした。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土