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あなたの燃える手で

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MORNING LOVE


あたしはシャツを脱ぐと上半身ブラだけになった。
京香さんはそんなあたしを満足そうに見つめた。

こうして相手の言いなりになってしまう……。それは別段今だけのことではな
い。思えば昔からあたしは友達に意見になんとなく賛成したり、半ば言いくる
められるようにして、相手の思い通りになってきた気がする。
勿論それで実害があったわけではないし、取るに足らないようなことがほとん
どだけど……。
そして今も、なんとなく京香さんに押し切られてしまった。これって彼女が言
うように、やっぱりあたしがMだから?
でもそう考えると、今までのコトも辻褄が合ってくるような気がしてくる。

「あらっ、 大きなオッパイね。美久は着痩せするタイプ?」
「京香さん……。やっぱり恥ずかしいわ」
でもそう言いながらも、ゾクゾクしているのはMという性癖のせいだろうか。
「そう、しょうがないわねぇ、それじゃあたしも脱ぐわ」
京香さんはそう言うと、シャツを脱ぎ、スルスルとスカートを下ろし、あっと
いう間にブラとショーツだけになってしまった。
「これならいいでしょう。さぁ、今度は美久の番よ」
あたしはやっぱり押し切られて、スカートを脱ぐと彼女と同じ恰好になった。
「まぁ、腰のクビレといい、綺麗な脚といい、美味しそうな体ね」
同性からそんなことを言われたのは初めてだ。それにそれってどちらかという
と男の目線のような気もする。
「さぁ、あっちの部屋に行きましょう」
ドアを開けるとそこは寝室だった。レースのカーテンからは光が差し込んでい
るが、間隔を開けて並んだベッドは、なんとなく寂しげに見えた。
「さぁ、横になって……」
京香さんはあたしをベッド寝かせると、自分はあたしの横で床にしゃがんだ。
「そうしたらぁ、腕をこうやってコッチに……」
あたしの右手首を持った京香さんは、その腕をバンザイをするように伸ばし、
ベッドの角へと持っていった。するとしゃがんでいた彼女がベッドの下から何
かを出し、あたしの手首に巻き付けた。
「えっ……?」
それは黒い革の手枷だった。
京香さんは何やら楽しそうにその手枷に付いたベルトを締めると、左手首にも
同じようにそれを取り付けた。手枷からは細い鎖が伸び、その反対側はベッド
の脚に繋がっているようで、引っ張ってもビクともしない。
あたしはベッドの上で、文字通りバンザイをする形となった。
すると今度は、あたしの両脚をベッドの幅いっぱいに拡げた。そして両足首に
も手枷、いや足枷を取り付けてしまった。
コレであたしは、X字形にベッドに固定されたことになる。
「ねぇ、京香さん。恥ずかしいわ、こんな恰好……」
「そうね、ホントに恥ずかしい恰好ね。でもレイプごっこだもん、ねぇ美久」
「そうだけどぉ……、でもこんな恰好で……」
「あらっ、イイじゃない。お似合いよ美久。あなたは何も抵抗出来ずに、ただ
一方的に犯されるのよ」
「犯されるって……」
「辱められるって言い換えてもいいわ」
「そっちの方がもっとイヤラシイわ」
「そうかもね……」
彼女があたしの背中でブラのホックを外した。その途端、あたしの心に暗雲が
立ちこめたのは言うまでもない。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土