15 入院棟310号室。松田美緒はベッドの長辺に対し直角に向いている。その格好は下半身裸だ。上半身はそのまま横たわり、下半身は膝を立てた脚を開かされ、その膝も左右に倒されている。そんな美緒の股間に、触診と称した雪絵の右手の中指が、蛇のようにユルユルと入り込んできた。「いやっ、いやっ……。婦長さん、もうそれくらいで……」「まだよ。ちゃんと奥までいれますよ」「あぁん、あぁぁ~ん、もう、もう……」「これはねっ、奥...