25 「十五代目には早々に消えて貰うわ」それからあたし達は、綿密な計画を立て始めた。最初は火事で "焼死" というコトにしようかと思った。でもあまりにもワザとらしい。もちろん時限発火装置なと用意できない。かといって "毒殺" では、あたしが真っ先に疑われてしまう。あくまで事故、事故でなくてはならない……。最終的にたどり着いた計画はこうだ。アトリエの庭には木製のバルコニーがある。これは山の斜面に張り出すように作...