第27話:秘密 2「ほぉ~らっ、入れますよ……。あぁ~、あぁぁ~気持ちイイィ」天蜂尼は、既に薬を使っているかのような表情を浮かべると、グイッと腰を押し出した。「いやぁっ、いやぁぁ~」真紀の声が奥の院に響き渡った。その時。何かの強烈な破裂音と共に、奥の院の扉が開いた。ハッとして振り返る3人の前に、拳銃を構えた沙織が立っていた。その足元には、銃弾ではじけ飛んだ鍵が転がっている。「さっ、沙織……。どうして……」...