2マリアはなんとなく変わった雰囲気に目を開けた。額のおしぼりを押さえたママの唇が、もうスグ目の前まで来ている。「あっ、もうママさんったらぁ」「夏バテのマリアちゃんも可愛いわぁ~。何だか目がトロンとしちゃって」「えっ? 目が? そ、そうですか」「うん。そんな目されると、また可愛がってあげたくなっちゃうわぁ。何なら麗子と2人で、またじっくりと……、ねっ、マリアちゃん」「そんな、ママさん」「あらっ、イイじ...