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あなたの燃える手で

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ざくろ荘物語


絶頂直後の寝起きのようなで、2人は布団の上に座っていた。
黙って見つめ合い、顔を寄せ合って、互いに舌を伸ばしてから唇を重ねた。
それが2人の朝のピリオドとなった。

「あぁ気持ち良かったわ……、小梅さん」
「あたしもよ、美砂」
コトが終われば2人の関係も元に戻っている。
「あらっ、もう8時になるのね」
「小梅さん、これから撮影でしょう、TV? 雑誌?」
「今日は雑誌。スタジオだから楽だわ……寒くないし」
「ふぅ~ん」
「だって、もう春物着てるのよ、12月なのに……。外だと寒くて」
「なるほどねぇ」
「ねぇ小梅さん。真子、今日は夕方で終わりですって。それで明日はお休み
らしいですよ……」
真子とは、美砂の隣の201号室に住んでいる『梓 真子』のコトだ。
「あらっ、真子ちゃんが?」
「あの人夢の森病院のナースだから、なかなか時間が合わないじゃない? で
も今回は久しぶりに時間が合って……」
「あらそう、そうなの。それじゃ楽しまなきゃねぇ」
「小梅さんもあの人虐めるの好きでしょう?」
「あの人ドMだから、結構楽しめるのよねぇ」
「また病院から使い捨ての医療器具を持って来て貰って……」
「そう言えばこの前は、イチジク浣腸を持って来たわねぇ」
「今回も何か持って来て貰います?」
「そうねぇ……」
「それじゃ、あたしメールしときます」
「お願いね、お礼にあたしがタップリ虐めてあげるって……」
「あの人小梅さんのファンだから。小梅さんの出てる雑誌、毎回買ってるんで
すよ。もしかして、小梅さんのこと想像してオナニーしてるかも……」
「あら、ホント? 全然知らなかったわ。言ってくれればイイのに……。いつ
でも喜んでお相手するわ」
「とにかく見た目と違って、根は相当スケベですからね……」
「それも変態系のね」
「あらっ、小梅さんだって充分変態系だと思いますけど……?」
「あたしは匂いフェチ。あの人は変態だもん」
「限りなく変態に近い匂いフェチ、ってトコですかね」
「もういいわよ。美砂ちゃんったら……。あたし7時頃には帰れると思うわ」
「わかりました。それじゃ場所は真子さんの部屋で。準備して待ってます」
「あぁー、今から楽しみ……。なんだか撮影に身が入らないわぁ~」


そして夕方、美砂は隣の201号室のドアが開く音を聞いた。それは梓 真子が
帰宅したというコトだ。
暫くすると真子から今帰宅した旨の連絡があり、美砂は今から行くことを告げ
ると、携帯だけを持って真子の部屋に行った。

美砂は201号室のチャイムを2度押した。ドアはすぐにカチャリと控えめな音
を立てて開いた。しかしそれはドアチェーンですぐに止まった。わずかに開い
たその隙間から、美砂を見上げる真子の童顔が現れた。
「こんにちは真子」
「あっ、美砂さん」
真子はドアを一旦締めるとチェーンを外し、改めて大きく開けると美砂を迎え
入れた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土