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ざくろ荘物語




ざくろ荘物語               




プロローグ
夢の森駅の東口から、線路沿いを5分程歩くと夢の森病院がある。
この白い病院の角を曲がり、線路に背を向けて10分ほど歩いたところに、
今回の舞台となる『ざくろ荘』というアパートがある。
この物語が始まる前に、まず『ざくろ荘』の説明をさせていただきたい。

『ざくろ荘』は鉄筋2階建ての築10年。1階と2階に3室ずつの小さなア
パートだ。
東側と南側をL字形に公園に囲まれ、北側は線路沿いの道からの片側1車線の
道路が通り、その向こうには一般住宅が立ち並んでいる。
西側は駐車場だが、この駐車場は『ざくろ荘』のものではない。
間取りは2DKで、6畳の洋室と和室。そして5畳のDKとバルコニーが付い
ている。オートロックにバストイレは別で、それは全室共通だ。

そしてコレは全くの偶然なのだが、この『ざくろ荘』の1階には10代と20代
が、そして2階には30代と40代が入居している。


以上のコトをご理解いただいた上で、そろそろこの物語を始めたいと思う。
まずは、『ざくろ荘 203号室』から……。




ざくろ荘203号室。表札には『赤坂小梅』と書かれている。
この部屋の6畳の和室に敷かれた1枚の布団。
その布団の上で、2人の熟女が見つめ合っている。
1人は46歳の赤坂小梅。彼女は女性誌のモデルで、最近はTVの通販番組に
も出演している。170センチの長身で微笑むその顔は、熟女の艶も手伝って
か、かなり妖艶な部類だろう。
もう1人は、隣の「202号室」に住む33歳の『橘 美砂』。彼女は中小企業の
事務をしているOLだ。同じ毎日を繰り返す自分とは違う、モデルの小梅を羨
ましく思っている。少しキツネ顔の彼女だが、女性らしい体の線とその肌は白
くとてもきめ細かい。

「もう、小梅さんたら……。まだ朝の7時よ。なにもこんな時間から……」
「あらっ、だって今日は土曜よ。あなた土曜日お休みでしょう。あたしなんか
これから撮影があるんだから、9時には出なきゃ……。だから……、ねっ」
小梅は説得でもするように、美砂の両肩を握った。
「だからって……」
小梅の唇が美砂の唇に近づく。
「いいからっ。チョットだけお願いっ、ねっ、美砂」
小梅は真子を引き寄せるようにすると、唇を重ね舌を入れた。2枚の舌が絡み
合い、二つの唇は糸を引いて離れた。
「もう、ホントに好きなんだからぁ、小梅さんったら。こんな汗臭い体が」


それは美砂が日課にしている5キロの早朝ジョギングから、ざくろ荘の南側に
当たる公園に帰って来たときのコトだった。
公園でストレッチをしながら息を整えていると、2階の部屋の窓が開き、小梅
がバルコニーに出てきたのだ。
小梅は美砂に向かって片手を伸ばし、コッチコッチと言わんばかりに手招きし
ている。小梅は何か言っているが、近づかないと聞こえない。
美砂は首に掛けたタオルで汗を拭きながら、アパートの下まで歩いた。
上を見上げると小梅がコッチを見下ろしている。
「美砂、美砂ちゃん……」
2階と下の会話は、声をひそめて交わされた。
「チョット、いらっしゃい」
「えっ、またですか?」
「いいから早く」
「はぁ~い……。やっぱりなぁ~」
最後は呟くように言った。
このタイミングで、小梅が美砂を呼ぶのは今日が初めてではない。
実は前にも2度、ジョギング後に彼女の部屋に呼ばれたことがあるのだ。
その時小梅は、ペロベロと美砂の体を舐め回した。ジョギング後のシャワーも
浴びない汗だらけの体を……。
実はS気の強い美砂もそんなプレイが嫌いではない。
小梅はざくろ荘1番の古株で、ある意味お局様的存在だ。しかしコレに関して
は立場が逆転し、小梅はまるで犬のように美砂の体を舐め回した。

2階の小梅の部屋に行くと美砂は和室に通された。そこには布団が一枚だけ敷
かれている。
「そんなに汗臭い体が好きなのぉ?」
「そうよ。女の汗臭い体って大好き。全部舐めさせて、美砂の体全部……」
「……そう、そんなにこの汗臭い体を舐めたいのぉ」
「はい……」
「いいわよ。そのかわりあたしの言うコトは何でも聞くのよ。いいわね」
「はい、わかりました……」
小梅は美砂の目を見つめたまま、従順に答えた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土