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あなたの燃える手で

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マリアのおつかい


「うふふっ、大丈夫? 気持ち良かった?」
「はい、とっても……。だってママさん上手なんだもん」
「マリアちゃんが可愛いからよ。逝く時のお顔、ママぜぇ~んぶ見ちゃった」
「あはっ、恥ずかしいぃ……」
「またいらっしゃいね、マリアちゃん」
「はい」
「またイッパイ可愛がってあげる。今度は縛っちゃおうかしら?」
「えぇ、そんな……」
「動けないで喘ぐマリアちゃんも可愛いモノねぇ。あたし大好きよ」
「もう、ママさんったらぁ~」
「もう、マリアちゃんがあたしの子だったらイイのに……」
マリアはママの胸に顔を埋めた。


「あっ、そうそうマリアちゃん。帰りにアマデウスの前通るでしょう?」
「えぇ、通りますけど……」
「悪いんだけど、チョット頼まれてくれるかしら?」
「えぇ、別にイイですけど……。なんですか?」
「あのね、コレを持っていって欲しいモノがあるのよ」
ママはバニラエッセンスの小瓶を持ってくると、それをマリアに見せた。
「これを? でも今日、お店お休みですよね。来るとき締まってましたけど」
「あっ、それなら大丈夫。今頃はもう響子ちゃんがいるハズよ」
「響子が……」
「うん、クリスマスケーキを作るって。材料のチェックをしたらコレが無いっ
て、さっきメールが来てたみたい」
「あっ、そうなんですか。それでコレ、バニラエッセンスを」
「そう、ついでに届けてくれる?」
「はい、勿論です」
マリアは満面の笑みで答えると、ママのマンションを後にした。


アマデウスは、幹線道路を渡った夢の森商店街の入口にあり、それは駅前のバ
スターミナルからも見るコトが出来る。
マリアは横断歩道の信号を待ちながら、アマデウスの店内を伺った。
「響子いるかなぁ……」
明かりが点いているのは判るが、ココからでは響子の姿は見えなかった。
信号が変わると、マリアは片側3車線の道路を早足に渡った。

アマデウスの前まで来ると、相変わらずドアにはCLOSEDの札が掛かってい
る。しかしドアノブを握って押すとドアは静かに開いた。
「響子~、いるぅ~?」
マリアは恐る恐る、チョット探るような声で言った。
「マリア~?」
と聞き慣れた声。その声は厨房の奥から聞こえた。マリアが厨房を覗くとソコ
には何かを捜している響子がいた。
相変わらずのショートカット。そのボーイッシュな印象と、短いスカートから
綺麗な脚を惜しげもなく見せたそのスタイルは、もはや完全に彼女のトレード
マークとなっている。
「響子~」
「マリア……。早かったねぇ」
響子の前には小麦粉やバター、ボールに泡立て器など、ケーキ作りの材料がズ
ラリと並んでいる。
「うん。だってママのマンションからだもん」
「あっ、そっか……。それで、持って来てくれた?」
「うん。コレでしょう?」
マリアはママから預かった、バニラエッセンスの小瓶を見せた。
「そうそう、それそれ」
響子はマリアから小瓶を受け取ると、それを小麦粉の横に置いた。

「うふっ、マ~リア……」
響子が両手を伸ばし、抱きつくようにマリアの頬にキスをした。
「あれ? マリア、ママの香水の匂いがする」
アマデウスのママに子供はいない。マリアも響子も、あくまでカフェのママと
いう意味でママ、あるいはママさんと呼んでいる。
「だ、だってさっきまでママさんのマンションに……」
「あれ? あれあれ、マリア。もしかしたら、まさか、まさかもうママと?」
「えっ? ま、まさか……、そんなワケ、な、ない、じゃん」
「怪しいなぁ~。マリアがそういう言い方の時って、大体そうなんだよねぇ」
「そうって?」 
「だからぁ、コッチの言ってることが当たってるってコト……」
「だからそんなコト……、ないっ、ってばぁ~」
「ホントに? それじゃ確かめさせてよ」
響子はマリアの手を引いて厨房を出ると、店のドアに鍵を掛けた。そして窓の
厚いカーテンを全て閉めた。
「コレでイイでしょう。さぁ服脱いで……、体は正直だよマリア」
「いいよ……」
「結局こういう展開になるんだよなぁ。響子と2人きりでいると」
「いいから早く」
マリアは手早くブラとショーツだけになった。
すると響子はソファに腰掛け、自分の正面にマリアを後ろ向きで立たせた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土