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あなたの燃える手で

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白い魔女

11
「それでは、この契約書にサインをお願いします」
「契約書……?」
それはカウンセリング後に行う、診察治療に関する契約書だった。
「今回は少々特殊な治療と言うコトはメールでもお伝えしましたが」
「はい」
「それで手続上必要なものですから……」
「はい……」
これはもしかしたら本当に、あの妄想のような診察が……。
あたしの胸に、期待と不安が渦巻いている。でも心はもう決まっていた。
「……わかりました」
あたしはその契約書にサインをした。
その瞬間、少しずつ妄想が現実になるような、そんな気がした。

そしてカウンセリングは淡々と進んだ。
「メールで大体のことは伺いましたが……」
御堂さんはそう切り出して、あたしから詳しくその妄想を聞いた。
勿論あたしは聞かれるままに、自分を悩ます妄想についての話をした。

薄暗い部屋で、大の字にベッドに縛り付けられているコト。
そんな自分を年の頃も近い女性が見下ろしているコト。
その彼女の顔は、陰になって判らないコト。
彼女はペンライトで全身を照らし、やがてその光は股間に当てられ、彼女の指
がアソコを開き指を入れてくるコト。
妄想の話をするだけで、既にあたしは興奮しているようだった。
何故ってそれは、アソコが少し濡れているのが判ったからだ。


「そうですか、それはまたリアルな妄想ですね……」
内心ほくそ笑む御堂は起ち上がると。秋恵の隣に座った。そして短めのスカー
トでソファに座っている、秋恵の露出した生脚の太腿に片手を置いた。
「それにメールでは……、体も敏感だとか……」
その声は少し低く、秋恵の耳には淫靡な響きを伴って聞こえた。
御堂の手が秋恵の太腿の上から、内側へと少しずつ滑り降りた。
しかし秋恵は抵抗しなかった。それどころか彼女は、御堂の手の移動に合わ
せ、両脚を開いていったのだ。
その瞬間御堂は誘導する側に、秋恵はされる側になった。言い換えればそれ
は、従える者と従う者の上下間関係が決定された瞬間でもあった。
「このまま診察に移らせて貰いますね」
「はい」
俯きぎみで、少し恥ずかしそうに秋恵は答えた。
「そんなに敏感なんでんすか? 」
「えっ……?」
そう聞かれても答えに窮する質問だ。
「もしかしたらその敏感さが、あなたに、秋恵さんにそうった行為をさせるの
かも……、知れません」
「そうなんですか?」
秋恵の胸は最高潮に高鳴っていた。
「あなたがどれくらい敏感なのか、試してみてもイイかしら?」
2人の目が合った。
目を合わせたまま、御堂の手は太腿の内側を撫でている。
その目は、コレはいつもの診察行為で、決して淫らな行為ではありません。
といった威厳に満ちている。
それに比べ、秋恵にはまだ迷いがあった。
しかし御堂の手は、スカートを押し上げながら股間へと近づいて来る。
「えっ? あっ、はい……」
秋恵は、その手を助けるように更に脚を開いた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土