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あなたの燃える手で

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白い魔女 4

10
あたしは土曜日の昼過ぎに、夢の森病院の外来受付を訪れた。

受付から、秋恵が来院したとの連絡が入った。
「どうやら来たようね」
「時間に正確ですね」
真弓と御堂は見つめ合ってほくそ笑んだ。見つめ合う視線はやがて怪しく絡ま
り、互いに背中に手を回すと、抱き合いながらキスをした

御堂さんの言ったとおり、受付に既に話は通っていた。あたしは案内通りに渡
り廊下でB棟に行くと、そこにあるエレベーターで4階へと上がった。

2人の濡れた舌がクチュクチュと絡まる。
真弓の右手が御堂のナース服の裾をたくし上げながら、股間に潜り込んだ。
そして湿ったショーツの中心を、中指で溝を作るように掻き上げた。
「あぁん、真弓……」
「最終チェックよ。我慢しなさい」

あたしは廊下を1番端まで歩くと、院長室と書かれたドアを2度ノックした。

真弓はショーツの脇から指を潜り込ませると、御堂の肉壺に指を入れた。する
と火照ったような肉壁が、その指にネットリとまとわりついた。
「まぁ、やっぱり……。もう疼いてるのね」
「あぁ~ん、そうよ。真弓が昨日逝かせてくれないから……」
その時、ドアが "コンコン" とノックされた。


「どうぞ……」
そう言ったのは真弓だった。
続けて御堂がドアを開け、秋恵を中へと招き入れた。
秋恵が中へ進むと御堂がドアを閉めた。
そのドアに鍵が掛けられたのを、そして2人の目が、まるで品定めをするよう
に自分を見たのを、秋恵は気付かなかった。

「初めまして、この病院の院長をしております如月真弓と申します」
「同じく婦長の御堂雪絵です」
2人が頭を下げるのと同時に秋恵は名前を名乗り、頭を深く下げた。
少し早く頭を上げた御堂が、比較的薄着で来た秋恵を見下ろした。

四十路になったばかりの熟れた体を、シャツにジャケットに包んでいる。
そして頭を上げた秋恵を、御堂は改めて舐めるように見た。
日本的な大人しそうな顔に施した化粧は薄く、緩くウェーブの掛かった黒髪
が、肩の少し下まで伸びている。
スッと伸びた首筋に薄い肩。白いシャツを押し上げた胸は、たぶん85センチ
はあるだろう。体は胸から腰へとくびれ、やや短めのスカートから見える太腿
は白く、そのきめ細かい肌に敏感そうな素質が見える。

秋恵はチョット面食らった。病院という以上院長室とは言え、当然診察をする
部屋だと思っていたのだ。
それがココは、事務仕事をすような部屋ではないか。
「あのう……、ココで……」
「えぇ、まずはカウンセリングからですので……」
成る程、それでこの部屋なのか。秋恵はなんとなく納得がいった。
「それでは秋恵さん、こちらにどうぞ」
御堂に促された秋恵はソファに座った。目の前にはローテーブルを挟んで真弓
と御堂が座っている。
「えぇっと、それから……。もしよろしければ診察もと考えているのですが、
もしお時間がありましたらですが……」
その時秋恵は、何度も読み返したあのメールを思い出した。
"体に少々刺激を加える治療" 敏感な人は感じてしまうコトも……"
「えぇ、是非お願いします」
胸の高鳴りを隠して、秋恵は答えた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土