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あなたの燃える手で

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眠れない羊たち

第20話:浴室 4
女性としての性器と、男性器を持つ天蜂尼。
しかし彼女は両性具有者ではなかった。
そう、天蜂尼のイチモツとは、自らの肉芽が巨大化したモノだったのだ。
その巨大化した肉芽を男のイチモツに見立て、天蜂尼は妄想の中で「贄」を犯
していた。「贄」の蜜壺に深くそれを突き入れ、腰を思いっきり動かしてそれ
を出し入れしているのだ。
その動きはそのまま右手でソレを擦り上げる動きとなった。
そして自らも蜜壺に指を2本入れ、まるで自分が犯されているかのように指を
出し入れした。
天蜂尼は妄想の中で、犯す自分と犯される「贄」の一人二役を演じていた。

「ほらっ、どうだ。こうやって朝までおかしてやろうねぇ」
「あぁ、いやっ、そんなっ、堪えられません」
「こうやって掻き回してやろうか。あたしのコレは逝くコトがない。だから
「贄」であるおまえも逝かせないよ」
「いやっ、いやっ、逝かせてっ、逝かせて下さい……」
「だめだっ。こうしていつまでもいつまでも、おまえは犯されるんだよ」
天蜂尼は一人で会話をしながら、布団の上で腰をよじって悶えていた。


海百合荘の浴室では、百合子が真紀の蜜壺のスポットを責め立てながら、その
敏感な肉芽を舐めしゃぶっていた。
「はぁぁ~、はぁぁぁ~、逝くっ、もう逝っちゃいます女将さん」
「あらっ、まだだめよっ。まだ逝かせない。もう真紀ちゃんの体は完全にあた
しのものよ。生かすも焦らすも思いのまま。コレがどういう意味か判る?」
「えっ……?」
「つまりもう真紀ちゃんは自分で逝くことが出来ないの。あたしだけが今の真
紀ちゃんを逝かして上げられる。逆に言えばギリギリの寸止めで虐めることも
出来るのよ」

それは時間やタイミング。責めの強弱や体の反応。何処でブレーキを掛けられ
たら一番辛いのか、色々なことが複雑に絡み合った、一口にこうとは言うこと
は出来ない。
しかし自ら焦らされる事の多い百合子は、そのタイミングを体が知っている。
その焦燥感を嫌と言うほど知っているのだ。
特に真紀のような敏感な反応を示す体を焦らすコトは、赤子の手を捻るような
ものだ。
今の真紀は、完全に百合子のコントロール下にあった。

「さぁ、真紀ちゃん。いいえ、今からは真紀よ……。あなたをジックリと快感
責めで焦らしてあげる。感じても感じても逝けない快感責めでね」
「いやっ、そんなの、そんなの残酷ですぅ」
「そう残酷なの。その残酷な責めを時間を掛けてタップリと。嫌と言うほどよ
がらせてあげる。せいぜい赦しを請うことね。絶対逝かせて上げないけど」
そして百合子の指が、真紀の快感スポットをジワジワと責め上げ始めた。
「ふふふっ、ほらほらっ、だんだん感じてきた。そうでしょう。こうやって感
じてきて、今に逝きたくて我慢できなくなるの。そうなったときは辛いよぉ」
「あぁ、いやっ、ホントに、ホントに感じてきた……、あぁいや、感じるぅ」

真紀の全身の赤味が増し、呼吸が荒くそして熱くなっていく。
やがて快感指数は一気に急上昇を始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土