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あなたの燃える手で

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眠れない羊たち

第17話:浴室 1
真紀は浴室に入ると、少し冷たいタイルを歩いた。
浴槽に一番近いところに座ると、体に湯を掛けてから浴槽に身を沈める。
そして一日の疲れを吐き出すように長い溜息をついた。

海百合荘は小さな旅館だ。その為よくある大浴場や、露天の岩風呂というわけ
にはいかない。それでも広さはどうにか10畳程はあり、その半分が浴槽とい
う作りだ。
真紀は湯から上がると、体を洗い始めた。
若く張りのある肌を、白い泡が包み込んでいく。
その時、浴室の戸が音もなく開き、全裸になった女将の百合子が入ってきた。
四十路の体を隠しもせず、彼女はそっと真紀の後ろに立った。
「夏宮さん、お背中でも流しましょうか……?」
その声に、真紀は始めてそこに百合子がいることに気が付いた。
「あっ、女将さん……」
海百合荘の入浴時間は17時から22時だ。真紀は余裕を持って20時に浴室へと
向かったはずだった。なのに鉢合わせするとは……。
「今日はチョット都合がありまして、入浴時間が21時までなんですよぉ」
「あっ、そうなんですか?」
そう言えば、浴室の前に何か張り紙がしてあったような気もする。もしかした
ら、その旨が書かれていたのかもしてない。
「どうぞお気になさらずに。まだ1時間ありますし、こうして夏宮さんと2人
になれたんですからぁ、そうでしょう、真紀さん」
女将の両手が真紀の肩に置かれた。
「えっ……えぇ。あたしも、うれしいです」
その気がある真紀も、突然のことに少し慌てていた。
しかし女将の手は、石鹸で滑るように肩から胸へと滑り降りてきた。それと同
時に柔らかな胸が、真紀の背中でプニュッと潰れた。
「あらっ、チョット触っただけで乳首がコリコリに……、真紀さん」
「あぁ~ん、女将さん……」
「なんです? 真紀さんそんな声出して。まるでもっとシテ欲しいみたいじゃ
ありませんか」
「そ、それは……」
「あらっ、それじゃ」
百合子は触り始めた手を、真紀の胸から離した。
「あっ、いやっ」
「それじゃ正直におっしゃったらどうです? もっとシテ、触ってって……」
「も、もっと触ってください。女将さん」
「もう、真紀さんったら」
百合子の手が再び真紀の胸を触り始めた。
石鹸の香りに包まれた女の肌が、そのヌメリを利用してヌルヌルと擦れ合う。
百合子は胸で真紀の背中に輪を描き、その手は次第に下半身へと移っていく。
真紀はいつしか浴室の床にお尻を付き、背中で百合子に寄り掛かっていた。
百合子は真紀の背中から、胸を触っていた右手を股間へと伸ばした。そして敏
感な肉芽を中指の先に捉えた。
「うふふっ、見つけた。真紀さんの一番弱いト・コ・ロ……」
「あぁぁ~、ソコはぁ~」
指先はソコをツルツルと擦り、時にコリコリと潰すように弄ぶ。
「あぁっ、あぁっっ、だめっ、そんなコトし、た、ら……」
「んん? 感じるでしょう? ほぉ~らっ、こうやったら脚が閉じられなく
なっちゃうわよぉ~」
「あっ、いやっ……」
百合子は真紀の脚に自分の脚を絡めると、開脚するように脚を広げた。当然真
紀の脚も同じ角度で広がった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土