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あなたの燃える手で

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官能作家二階堂月子

【3】
あたしの中にヌルリと滑り込んだ響子ちゃんの指が、何かを探すように動き
回っている。
あたしはそれを自分のスポットに誘導するように抵抗した。
「あぁ、だめっ、奥は、奥はやめてっ」
「んん? 奥がイイのぉ? ほらっ、この辺、上? もっと奥?」
「その辺はだめっ、あぁ、ソコ、ソコはだめっ」
「んん~ココだぁ、ココがイイのねぇ~。お姉さんの弱いトコロ見ぃつけた」
「あぁ、いやっ、ソコは、ソコは責めないで響子ちゃん」
見え透いた言葉も、今はとっても効果的だ。
「ふふふっ、ココを指先でぇ、こうやってされるとぉ、ほぉ~らっ、堪らない
でしょう。ほらっ、ほらっ、もう我慢できない。ほぉ~らっ、赦さないよぉ」
「ひぃっ、ひぃぃ~、いやぁ、だめっ、だめっ。あぁ~イイィ感じるぅ。ソコ
は、ソコは特に弱いのぉ~」
「そんなコト言われると、もっともっと虐めたくなっちゃう。ほらっ、ほぉ~
ら気持ちいいでしょう。ココも舐めたらもっと気持ちイイよぉ」
響子ちゃんは左手であたしの肉豆の皮を剥き上げると、それを根本まで引き下
ろし、完全に剥き出した。
「ほらっ、敏感なトコロがもう真っ赤だよお姉さん。こんなにコリコリに硬く
なって、凄ぉ~く敏感になってる証拠だねぇ」
「あっ、だめっ、いやぁぁぁ~」
「指で中をいじくり回しながら、敏感になってるココをじっくりと舐めてあげ
る。終わりのない快感責めだよ」
「そ、そんなのいやっ、いやよ響子ちゃん。お願い赦してっ……」
「だぁ~めっ、敏感なトコロ責めるの大好きなんだから。特にやめてぇ~って
言われると余計燃えちゃう。ほぉ~らっ、始めるよぉ~」
まずは指が動き始めた。それは既にどう動かせばあたしが感じるか、まるであ
たしの体を知り尽くしたように動き責め立てた。
「あっいやっ、あぁぁ~ん、あぁぁ~あぁぁ~だめっ、だめよぉ~」
「んん~気持ちイイィでしょう。ほぉ~らっ、ほぉ~らココが堪らない」
「あぁぁ~そう、ソコは、ソコはだめ、あぁ~だめだめやめてぇ~」
「ほぉ~らっ、ほぉ~らっココを徹底的に、ほぉ~らほぉ~ら……」
「あぁぁ~、ひぃぃ~、だめっ、だめだめっ。ソコは、ソコは赦してぇ~」
「ほぉ~ら、こうやって指先でクリクリされると、あぁ堪らないねぇ」
「はぁ~。あぁぁ~凄いっ、だめっ、だめっ、逝くっ、もう逝きそうよぉ~」
「まだまだだよ、お姉さん。これからコッチを舐めるんだからぁ。ほらっ、も
う1度しっかり皮を剥いてっ、ほらっ、んん~、んん~。あぁ美味しい。お姉
さんの蜜。いっぱい出てくる」
「ひぃっ、ひぃぃぃ~、いやぁぁぁ~、逝くぅ、ホントに逝っちゃうよぉ」
「大丈夫。あたしが逝かないように加減してあげる」
「いやっ、そんなのいやよぉ~。逝かせてっ」
「言ったでしょう、終わりのない快感責めだよって……」

快感責め。でもこれはもう快感地獄だ。だって、だってこんなに感じているの
に逝けないなんて。いつもならとっくに逝ってるのに、自分でシテもここまで
感じたらもう後戻りできないのに、彼女は、響子ちゃんはそれを面白いように
コントロール出来るのだ。

「ひぃぃ~、逝くぅ、逝く逝くっ、あぁいやっ、逝かせてっ、逝かせて響子
ちゃん。お願い逝かせて頂戴」
「だぁ~めっ、こんなに敏感な体、もっともっと焦らして愉しまなきゃ、つま
らないでしょう」
「そんなっ。あぁぁ~逝っちゃうぅ、あぁ逝くぅ~逝くぅ~、あぁ逝くっ」
「ほぉ~らっ、逝けないでしょう。ほらっ、ほらほらっ」
「あぁっ、逝くっ、逝く逝くっ、あぁ~逝くっ、いっ、逝くぅぅ~」
「ほぉ~らっ、ここでじっくぅ~り。んん~逝きたいでしょう、ほぉ~らっ」
「逝くぅぅ~、逝く逝く逝くぅぅ~、あぁ逝くっ、逝く逝く、あぁぁ~」
「ほぉ~らっまた焦らしてあげる。こんなにじっくり焦らされたら、もう気が
狂いそうでしょう」
「本当に気が狂いそうよぉ~。ねぇ響子ちゃんお願い、逝かせて。もう逝かせ
て頂戴、これだけ焦らせば、もう気が済んだでしょう」
「可哀想なお姉さん。あたしは全然気が済まないわよ。それよりまだまだ焦ら
し足りないくらい。だからぁ、もっともっと焦らしあげる」
「いやっ、いやよっ、もう、もう逝かせてぇぇ~」

これを題材にしたら、先生より面白い官能小説が書けそうな、何故だか今のあ
たしにはそんな気がした。

「だめよっ、まだまだ。ほらっ、ほらほらっ、ほぉ~らっ……、んん~逝きそ
う、逝きそう、ここでほぉ~ら急ブレーキ。辛いわねぇ~」
「ひぃぃ~、ひぃぃぃ~。いやっ、いやいやっ、もう逝かせてぇ~」

でもそれよりも、あのカフェ『アマデウス』。
あの店の常連になることは間違いなさそうだ。


ーENDー


あれからあたしがどれくらい焦らされたかって?
それは彼女のことを前から知っている、皆さんのご想像に……。


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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土