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あなたの燃える手で

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官能作家二階堂月子

【26】
クネクネと動く先生とあたしの指。彼女の蜜壺はもうヌルヌルだ。
奥を手前を、上を下を、それぞれ不規則に責めたいように責める指。
もう1本ずつ入れたら……、でもさすがにそれはキツそうだ。先生にもそれが
判っているのか、そうしようとはしない。
あたしは改めて彼女の濡れ具合を確かめた。
「もうぅ、璃子ちゃんったらこんなにヌルヌルにして。悪い子ねぇ」
「イケナイ、あたし達はSに目覚めた、女子高生を責める人妻だったわね」
「そうですよ先生。それを忘れちゃ……」
「でももう、そんなことどうでもいいくらいよ」
「でもそれじゃ、せっかく璃子ちゃんも協力してくれてるんですから」
とは言っても、当の彼女はそんなことはとっくに上の空だ。
「ふふふっ、そうねっ。それじゃ今度は……」
先生はあたしに作戦でも告げるように次の行動を説明した。
それはまず、彼女をこのまま俯せにし、脚を開かせてその脚の間に2人で座り
込むという物だった。

俯せにした彼女の脚が大きく拡がっている。あたしはその間に座った。
先生はバッグを手の届く所において、あたしの隣に座った。
璃子ちゃんの脚はあたし達の体2人分広がっている。その片脚ずつを、あたし
と先生は胡座をかいた自分の脚に載せた。彼女のお尻が布団から浮き上がり、
責めるには恰好の体勢となった。
先生はバッグからローションとバイブ2本を出した。それは黒く筋張ったバイ
ブと、白い小さな繭が並んだような、見方によっては幼虫のようなアナルバイ
ブだった。
「可愛いお尻の穴ねぇ。今からイヤって言うほど虐めてあげるわ」
人妻になりきった先生が言った。
「前も一緒にね。璃子ちゃんがおかしくなるまで責めるわよ」
あたしも一応、人妻になりきったつもりだ。
「いやっ、いやぁぁ~。そんなっ、赦して、赦してください」
どうやら彼女も演出に一役買ってくれるようだ。もっともこのセリフが本気に
なったとしても、あたしも先生もあくまで演技として彼女を責め続けるのは間
違いない。本当に面白いのはそこからかも知れない。

「本当に可愛いお尻の穴ねぇ。まず綿棒で……、ほらっ」
白い双丘の真ん中にある、そこだけ色素の沈着したような、そこを先生は右手
の綿棒でコチョコチョとくすぐった。
えっ、綿棒? 綿棒なんていつの間に……。あんたマジシャンかい?
それでも璃子ちゃんは感じているのか、悩ましい声を上げだした。
「あぁっ、あぁぁ~ん」
「あらあら、お尻の穴も感じるなんて、なんてイヤラシイ子なの」
そう言いながら、左手でアナルの皺を伸ばすように拡げた。
「あぁぁ、いやぁ、恥ずかしぃ……、あぁぁん、だめですぅ」
「ほぉ~らっ、赤い粘膜が見えてるわよぉ~。ここに差し込んであげる」
プスッと綿棒が差し込まれた。
それを見て、あたしも負けじと璃子ちゃんを責め始めた。
「さぁ、どれどれ。まずは指を奥まで入れて……」
彼女の蜜壺に、中指をヌルヌルと差し込んだ。そして中で指を動かし、時に手
首ごと回転させる。
「あぁ、だめっ、いやぁぁ~、あぁぁ~ん」
彼女の喘ぎは徐々にエスカレートし、その音程を高めていく。
「ふふっ、そろそろバイブで虐めてあげましょうねぇ」
先生は白いアナルバイブを、あたしは黒い筋張ったバイブを手にした。
そしてスイッチを入れて動作を確認する。あたしのバイブは振動の他に、クネ
クネと首を振る機能も付いているようだ。
「さぁ、入れるわよぉ~。いい? 璃子ちゃん」
まずはあたしが先に、その黒い先端を彼女の蜜壺にヌルリと潜り込ませた。
「あぁっ、ふ、太いぃ、こんな太いの……、あたし……」
そして先生がアナルバイブを、その可愛いアナルにズブリと差し込んだ。
「あぁぁ~いやっ、だめっ、だめですぅ。あぁ待って、いやっ、いやぁぁ~」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土