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あなたの燃える手で

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官能作家二階堂月子

【25】
先生は璃子ちゃんの浴衣を脱がせ、両手首を赤い縄で1つに縛った。
浴衣の下には下着を着けていないから、今の璃子ちゃんは当然全裸だ。
「わぁ、なんかドキドキしますぅ」
そして彼女を布団に寝かせ、余った縄尻を床の間の柱にくくりつけた。手首か
ら柱までは1メートル以上ある。
それにしても裸になった璃子ちゃんは本当に綺麗だ。首から下は、アソコにし
か毛が生えてない。勿論若さもあるだろうけど、その張りのある肌は輝くよう
な白さだ。それにこの可愛い顔。もう堪らないって感じ。
「うふふっ、本当に可愛いわぁ、璃子ちゃん。はいっ、メガネ……」
先生は悪戯心からか、横になった璃子ちゃんに本人の黒縁メガネを掛けた。
「やっぱりこの方がリアルだと思わない? ねぇ陽子ちゃん」
本当だ。何だか囚われの美少女って感じで、この演出はあたしも大賛成だ。
「はい先生、いい感じです」
「さぁ、始めるわよぉ」
先生は璃子ちゃんの右側に、あたしは左側に添い寝をするように横たわった。
まずは先生がキスをする。2人の唇はスグに開き、2枚の赤い舌がネチャネ
チャと絡み合った。先生の舌が口から顎を通り、首筋へと移っていく。
次はあたしがキス。先生の唾液で濡れた唇をピッタリと塞ぐと、そのまま舌を
突入させ、歯や歯茎、歯と唇の間にまで舌を入れた。
苦しげに彼女が喘げば唇を離し、今度は頬や鼻、瞼や額などを舐め、耳には熱
い息を吹きかけ、そのまま舌をねじ込む。とにかくあたしは徹底的に彼女の顔
を舐め回した。

「んん~、あぁぁ~ん、いやぁぁ~ん、あぁん月子先生ぇ、陽子さんもぉ~」
「んん? なぁに? どうしたの? まだまだ始まったばかっりよ」
「可愛いぃ、もう食べちゃいたいくらい。いい? 食べても……」
そう言いながら、あたしは彼女の耳たぶを甘噛みした。
「本当にそうねぇ」
先生も乳房に噛みついた。
「あぁ~ん、だめぇぇ~」
そしてそこを舐めると、今度はツンとシコり起ったピンク色の乳首を舌先で嬲
り、チュッと吸っては甘噛みをして弄んでいる。
あたしは彼女の脇の下を下からネットリと舐め上げてやった。
「ひっ、そ、そんなっ、あぁぁんだめっ、くすぐったぁ~い」
「ゾクゾクするでしょう。ほらっもう1回。だめよっ、まだ赦さない」
そしてまた脇を、舌先を小刻みに動かしながらユックリと移動していった。
「はぁぁ~、くぅぅぅ~、あぁっ、だっ、だめっ、もうだめぇぇ~」
「あらあらっ、脇の下が弱いのぉ?」
先生も彼女の脇の下に顔を突っ込むようにすると、あたしと同調するように舌
を這わし始めた。
弱い脇の下を左右同時に舐め回され、彼女の呼吸は早くも乱れきっている。
「はぁ、だめっ、だめですぅ~。あぁぁ~もう、あぁっ、ひぃっ、あぁぁ~」
あたしと先生に挟まれている彼女に、逃れる術はない。それに先生は片足を彼
女の右脚に引っ掛け、自分の方に引き寄せた。それは彼女にすれば右足が開く
ことになる。
あたしも真似をして、彼女の左足に同じ事をした。
そうしておいて、先生が片手を璃子ちゃんのアソコに伸ばす。
あたしも同じところに手を伸ばした。
別の意思を持った2本の手が、敏感なところをそれぞれ触り始めた。
お互いの手はぶつかり、譲り合っては同じ事を同時にしようとしたり、不器用
きわまりない動きだった。でもその不器用さが、先の読めない愛撫となって璃
子ちゃんを悩ませた。
しかしようやくあたしと先生は、指を1本ずつ彼女の蜜壺に差しむことに成功した。
「あぁっ、あぁぁ~ん、なにこれっ、いやぁぁ~ん」
別の意思を持った2本の指。それは当然彼女の中で、別々の動きをし始めた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土