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あなたの燃える手で

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官能作家 二階堂月子

【17】
先生の左手は、肉芽の皮を引き下ろしたまましっかりと押さえている。
その丸裸になったあたしの肉芽を、右手の指先がコリコリと押しつぶし、ヌル
ヌルと撫で回している。
「あぁぁ~先生、もう、もうだめっ」
「まだよ。このまま続けたらどうなるか見せてもらうわよ。じゃなきゃ書けな
いでしょう……」
「そんなっ、そんなっ……、あぁぁ~もう、もうそこは……」
「あらっ、敏感なところだからいいじゃない。んん? ほらほらっ、じっくり
と責めて、ゆっくり観察させてもらうわよ」
「でも、でもぉ~」
「ちょっと舐めてみようかしら? これもよくある場面だから……。ねっ」
"ねっ" て……。これで舐められでもしたら、本当に逝ってしまう。
でも先生の無情な舌は、敏感になりきったあたしの肉芽の上で、蝶のように乱
舞したのだ。
「ひぃぃ~、だめっ、だめですぅ。あぁぁいやっ、感じるっ、感じるぅぅ~」
「まぁ、そんなに気持ちいいのぉ、良かったわねぇ、もっともっと感じて」
「いやっ、いやっ、あぁぁ~だめっ、そこは、そこだめぇぇ~、あぁいいぃ」

先生の舌は小刻みに、左右そして上下にとせわしなく動いた。それはまるで、
あたしを頂点へと押し上げていくような舐め方だった。
あたしのアソコを舐める先生と目が合った。
先生は、あたしを見つめながら舐めている。その目は熱く、そして観察するよ
うな冷たさも合わせ持っていた。

「あぁぁ~だめっ、もうだめ逝っちゃう、逝っちゃいます、先生ぇぇ~」
「あらあら。だめよっ、逝っちゃ。これじゃ全然書けないじゃない。あたしが
ちゃんと書けるようになるまで、逝っちゃだめよ」
「でも、でもこんなことされたら、逝っちゃいますぅ。あぁ、あぁいいぃ~」
「そうだっ、生殺しにされる場面もいいわねぇ」
「えっ……? まさか、まさか先生?」
「そうよっ、このまま観察しながら生殺しにするの。それなら客観的にも見れ
て、生殺しにされる様も見れて、一石二鳥でしょう」
「いやっ、そんなのいやですぅ、逝かせてっ、逝かせて下さい先生」
「だめよっ、それじゃ意味がないもの。あたしはリアルを追求したいの」

リアルを……追求? そんなこと初めて聞いた。
なんで、なんでこんな時に……。そんな気になるのよぉ~。
しかもよりによって生殺しなんて……。

「そういうわけで、覚悟してね陽子ちゃん」
「いやっ、いやですぅ」
「そんなこといっても、陽子ちゃんは堪えるしかしかないわねぇ。逆にあたし
は思う存分責められるけど……」
「先生ぇ~」
「さぁ、虐めてあげる。ジワジワと残酷に。感じるだけ感じさせて逝かせな
い。逝くに逝けない生き地獄よ。堪えられるかしらぁ?」
「そんな、そんなの辛すぎますぅ。お願いっ、やめて下さい先生」
「そうねぇ、辛すぎるわねぇ」
「それじゃ……」
「でもだぁ~めっ。短時間でも堪えられない責めを、時間を掛けてたっぷり。
じっくりといくわよぉ……」

あぁ、もう絶体絶命のあたし。
どうやら先生のもう1人の人格が、また目を覚ましてしまったみたい。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土