2ntブログ

あなたの燃える手で

Welcome to my blog

官能作家 二階堂月子

【16】
「小説に書けるようにって、あたしの体を……、ですかぁ」
「そうよ。見た目をそのまんま書いてあげる。それが出版されるのよ」
「そ、そんなこと……」
「あらっ、別にいいじゃない。それが陽子ちゃんのことだなんて、誰も知らな
いんだし」
「そりゃそうですけど、でもぉ……」
「さぁ、よく見せてっ」
先生は一旦あたしの花びらから両手離すと、まずはじっくりと鑑賞を始めた。
「これが陽子ちゃんの恥ずかしい所なのねぇ。こんな形に毛が生えて。この辺
から色が変わって……」
「あぁっ、いやっ、恥ずかしいぃ、恥ずかしいですぅ先生」
「あらぁ、中もよく見せてぇ……。ほぉ~らっ、こうやって」
先生はまた両手で、花びらを左右にパックリと拡げた。
「まぁ、よく見えるわよ、陽子ちゃん」
「あぁ~ん、いやぁ~ん」
「中は鮮やかなピンク色ね。それがヌラヌラと濡れ光って、とっても綺麗よ。
さて、奥はどうなってるのかしら……?」
先生の指が少し入り込んで、奥が見えるようにそこをグイッと拡げた。
「あっ、いやっ、そんなに拡げないで……」
「奥の方は何だか複雑ね。まるで肉ヒダが絡み合ってるみたい。匂いは……」
「えっ……」
あたしは首を上げて自分の股間に目をやった。そこには胸の谷間越しに、あた
しのあそこに鼻を突っ込むようにして、匂いを嗅いでいる先生がいた。
「あぁぁ~もう、もうやめて下さい」
「この匂い。そうねぇ、これは表現が難しそうねぇ。"深海の匂い" とでも言っ
たら伝わるかしら」
「先生、もう、もういいですから」
「あらっ、今度はこっち、陽子ちゃんの一番敏感なところよ」
「えっ、いやっ、そこは、そこはだめ……ですぅ」
そんな声も聞こえないのか、先生は躊躇わずに肉芽の回りを少し引っ張った。
「大きさはみんなこれくらいなのかしら。あたしのよりチョット小さいけど」
「そんなことどうでもいいですからぁ」
「あらっ、そんなことないわよ。こういうのってきっと個人差があるし」
「だからって……」
「ねぇ、この皮を剥いてもいい?」
「だめっ、だめですっ」
「あらっ、いいじゃない。剥くわよ。ほぉ~らっ」
先生は左手の2本の指で、そこの皮をツルッと剥いてしまった。
「あっ、あぁ~ん、先生ぇ~」
「可愛いわねぇ、ピンク色でプックリとして。ねぇ、やっぱり敏感なの?」
「そ、そりゃあそうです。女なら誰だってそうですよ」
「そうよねぇ、女なら誰でもねぇ。じゃ、こんなコトされたら……?」
先生が突然、あたしの肉芽をコリコリと指先で潰すように撫でた。
「ひぃっ、あぁぁ~、だめっ、先生だめですぅ~」
「まぁ、これだけそんなに感じるの? 思ったよりも敏感なんだ」

まったく人の体をなんだと思っているのか。いや、今はそんことはどうでもい
い。それよりも先生のこの触り方、やっぱりこれは素人ではない。
指先で撫でているだけなのに、自分で触るよりもツボを心得ているようだ。
とにかく、縛られて動けないあたしは堪えるしかない。
でも堪えられるかしら……?
あたしにはまったく自身がなかった。

Comments 0

Leave a reply

About this site
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
About me
誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック、または商業サイトは、削除させていただくことがあります。

更新日:日・水・土