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あなたの燃える手で

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白い魔女 3

【5】
通常の検査入院の美佐子は、一番安いトイレの無い個室を選んだ。トイレは病
棟の反対側だが、それだけのために高い部屋代を払うコトはない。
ただ、それでも個室を選んだのは、他の患者の干渉を気にせずにすむからだ。
それは極度に恥ずかしがり屋の彼女にとって、とてもありがたいコトだった。

御堂は壁の時計を見た。彼女が利尿剤を飲んでから丁度30分が経っている。
モジモジと動く相田美佐子の体は、その動きが目に見えて大きくなり始めた。
両脚を擦り合わせるようにして尿意を我慢しているのが、毛布越しにも判る。
そしてそれは、彼女の二の腕を押さえている御堂の手にも伝わっていた。
彼女の膀胱は、おそらくその許容量を超えようとしているハズだ。
「あ、あの、あのう……」
ようやく彼女の口が開いた。しかしやっぱり恥ずかしいのか後が続かない。
「はい? 何ですか?」
彼女の状況を知りながら、御堂はトボけたようにその顔を覗き込んだ。
「あのう……」
「んん? イイですよ。聞きたいコトがあれば何でも。どうかしましたか?」
「い、いえ、大丈夫です……」
「そう、何かあったらスグに言って下さいね」
「はい……、あっ、あの……」
そう言いかけて、彼女がまた黙る。御堂の胸にゾクッとしたものが広がった。



どうしよう、どうしよう。もう我慢の限界だ。体がもうこれ以上の我慢は無理
だと言っている。
「あっ、あのう……、すみません」
美佐子は意を決して切り出した。
「お、おトイレに、行きたいんですけど……」
ようやく言えたその言葉も、最後は尻切れトンボとなって消えてしまった。
「あらっ、もう少し我慢できないかしら。大切な検査ですから」
婦長の御堂は少々高圧的に言った。
我慢して欲しいのは判る。診察中だし、それも当然かもしれない。美佐子は無
理矢理自分を納得させた。
「えっ? えぇ……、少し……、くらいなら……」
「ごめんなさいね、もうすぐ終わるから」
院長もそう言ってくれたが、触診をする手に終わる気配はない。それどころか
乳輪を囲むように掴むと、そのまま母乳を搾るように揉み始めたのだ。
「あ、あのう、まだでしょうか……」
我慢するとは言っても、状況は少しも変わらない。早くしないと……。
「もう少しですから、相田さん。これでシコリを見逃しでもしたら、それこそ
大変ですよ。もう少し我慢して下さい」
厳しい口調で言う婦長の声が、頭の上から聞こえてくる。
やっぱりあの時、多少強引にでもトイレに行ってしまえば……。
我慢などしてる場合ではなかった。やっぱりあの時がチャンスだったのだ。
しかしそんなコトを言っても後の祭りだ。時間を戻すコトは出来ない。
もうだめだ。もうこれ以上の我慢出来ない。美佐子はもう自分をコントロール
する自身が無くなりそうだった。
「あのう、もう……、我慢できないので、トイレに……行かせて、下さい」
やっぱり最後の "下さい" は、尻切れトンボとなって消えてしまった。


御堂は美佐子の後ろでニヤリと微笑んだ。
「あらあら、困ったわねぇ。我慢出来ないの?」
「婦長、ベッドの下に溲瓶があるでしょう」
御堂はベッドの下から溲瓶を出すと、それを持って立ち上がった。
「それじゃ相田さん。この溲瓶に……、して下さい」
御堂は美佐子に透明な溲瓶を見せながら、ベッドの横に立った。
「えっ? コレに……」
「そうですよ。それともこの棟の反対側まで行きますか?」
ここまで切羽詰まった彼女が、途中で漏らすかも知れないリスクを冒し、病棟
の端まで歩くとは考えにくい。彼女は極度の恥ずかしがり屋なのだ。この状況
を早くなんとかしたい彼女に、選択肢はもう1つしかない。
「さっ、相田さん。早く楽になりましょう」
御堂は布団を捲ると、ショーツ姿の美佐子の腰に手を回した。
「えっ、でも……」
「ほらっ、恥ずかしがってる場合じゃないでしょう。ココは病院ですよ」
強引な御堂の両手が腰のショーツに掛かり、それをズルズルと下ろしていく。
股間に黒い恥毛が見え、彼女は慌てて両脚を閉じた。
「あっ、ま、待って、待ってください。あたし……、あたし」
「我慢できないって言ったのはアナタなのよ。漏らしたらどうするの!」
御堂は語気を強めると、彼女のショーツを一気に足首まで下げてしまった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土