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あなたの燃える手で

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白い魔女

 20
「いやぁぁぁ~……ああっ、ああっ、ひぃぃぃ~痛ぁぁぁぃぃぃ~」
ゆかりの喘ぎ声は悲鳴に変わり、その悲鳴は今や断末魔の声となって仮眠室に響き渡った。検査という名の拷問。性感チェックという名の処刑。まるで生きながらにして体を食いちぎられるような恐怖が胸の奥から沸いてくる。
しかし同時に、四肢の自由を奪われ、快感をそして苦痛を与えられながら弄ばれている自分の羞恥、そんなものに酔っていくような脳内の変化を、ゆかりは感じていた。

御堂は心地よいBGMを聞くようにゆかり悲鳴を楽しんでいる。
M体質である御堂自身、院長の真弓から同じ事をされた経験があり、今のゆかりの苦痛がどの程度の物であるか、手に取るように判った。そしてどうすればこの苦痛が増すのかも。御堂の中の悪魔は更なる悲鳴と苦痛を欲し呟いた。
「ふふふっまだよ、ゆかり。まだまだ。今度はこうよ」
御堂の歯が噛む力はそのままに、横にすり潰すように顎を動かした。ゆかりの乳首が右に左に首を振り、肉同士がすれ違うように擦れ合った。そして左指先にも当然のごとく更に力が加わる。
「ひぃぃぃ~、いやぁ、いやぁぁ~やめてぇぇぇ~」
悲鳴が高まるたびに御堂の背筋にゾクゾクとした快感が走り抜ける。
ゆかりの変化は御堂にも伝わっていた。あの断末魔の裏でゆかりは楽しんでいる。感じている。まだまだ未開発だが、こうされることを心のどこかで待っていたのではないか。心の奥の禁断の扉、今までははしたないと片付け鍵を掛けてきた扉。本当は開けてみたかった扉、その扉が今少しだけ隙間を空けたのかもしれない。
最初からあまりきついことは出来ないと判断した御堂は、1分程でゆかりの乳首を開放した。実際には1分ほどの時間も、悪魔の断頭台から解放されたゆかりには10分以上の時間に感じられた。
「痛かった?」
「はいっ、もう噛むのはやめて」
「本当に、本当にそれだけ? もう一人の自分に出会ったんじゃないかしら?」
今のゆかりには淫相とも言うべき表情が浮かんでいる。
「えっ?」
一瞬の戸惑いの後に甦る記憶。そう、あの悲鳴には確かに恐怖と歓喜、いや淫楽が混在していた。
「まぁ、いいわ。そのうち判る事よ。心の鎧を脱ぎ捨てて丸裸になった時、本当のあなたが現れるわ」
「本当のあたし?」
「そうよ。本当のゆかり。それがどんな顔をしているのか、今から楽しみだわ。
さぁ、チェックを続けるわよ。今度はこっちよ。いい声を聞かせてちょうだい」
今の今まで押し潰されていた右乳首は腫れ物のように敏感になっている。御堂はその乳首を口に含むと舌で転がしねぶり回した。
「あうっ、ああぁっ、あぁぁ~いいぃぃ~」
さっきまでとはうって変わり、まるで飴をしゃぶるような甘美な愛撫だった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土