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あなたの燃える手で

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白い魔女

 17
渡辺ゆかりは献体としてこの夢の森病院にやって来た。
本来、献体とは人体解剖学の教育、研究のために自分の遺体を無条件、無報酬で提供することである。
しかしここ夢の森病院では、高額の借金返済に苦しむ女性を、その借金の返済を肩代わりする代わりに、体を一定期間入院という名目で拘束し、その間、何をされても構わないという契約書を書かせていた。
これは勿論院長が個人的にしていることで、そのサポート役である婦長の御堂雪絵の2人以外、誰も知らないことであった。2人はやって来たその女性を、院長に体を献上するという意味で、その女性を献体として呼んでいた。

夢の森病院の4階にある院長専用の仮眠室で、淫らな検査が行われようとしていた。
献体であるゆかりは病院に来たその日の夜、婦長の御堂雪絵に付き添われこの仮眠室にやってきた。廊下には2重の防音扉があり、外の音を完全にシャットアウトする。この部屋は仮眠を取るには最適だが、同時に室内の音も外に漏れることは無い。

今、ゆかりは四肢を革製の手枷で拘束され、ベッドにX字形に磔にされた。
そしてそれは右腕から始まった。掌を上に向けて伸ばされた白い腕の上を、御堂の指先が優しく爪を立てるように撫でてゆく。
「さすがにここはそうでもないようね。でもこっちは?」
指先は二の腕の内側から脇の下に流れた。
「ああぁ、いやぁ。そんなところ。あぁぁ、ぁぁ。くっ、くすぐったい」
「くすぐったいの? でも鳥肌が立ってきたわよ。じゃ、もっとそぉ~っと触ってあげる。どう?これくらいは?」
「はぁ~なんか、ゾクゾクして……」
「そう、ソフトな感じがいいみたいねぇ。んん? ほらっ」
御堂の指先は微妙に力加減を変えて、ゆかりの脇の下で蝶のように舞った。
「はっ、はっ、待って、待って。あはぁ~」
くすぐったさと、性感が混ざり合った感覚がその指先から送り込まれてくる。やがて御堂は1番敏感に反応するポイントと、その力加減をカルテに記入した。
「それじゃ今度は、舌で……」
「ああぁ、そんな。やめてぇ」
「ふふふっ、指よりいいわよ。きっと」
ゆかりの脇に御堂の熱い息が掛かり、やがて硬く尖らせた舌先がゆかりの脇の下のポイントを襲った。わずかに肩をくねらせる動きを見せるゆかりを、御堂は二の腕を掴んで押さえ付けた。
「ああぁ、くくっ、くぅ。あはぁ~そっ、そこぉ~」
「んん? ここでしょ。ココを舌先で」
再び舌先がポイントを舐める。今度はさっき以上に押さえ付け、脇の下から二の腕の内側を弄ぶように、しかも念入りに舐め続けた。そして左の脇に腕を伸ばし指先で右と同じ所を責めた。
「両方同時に。どう?」
「ああぁ、いやぁ」
まだ始まったばかりの検査に、ゆかりの息は早くも乱れていた。
御堂はゆかりの脚の間に移動した。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土