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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み

19
彼女は右の掌であたしのアソコを包み込んだまま、足元からベッドの右横に回
り込んだ。
あたしはチョット不安げな気持ちで、そんな彼女を目で追った。
あたしの顔の真上で、赤いフレームの中の目が愛くるしく微笑んでいる。
そして彼女は少しかがむようにして、その可愛い顔をあたしに近づけた。
可憐な唇が、あたしの唇からほんの数センチのトコロにある。
少し頭を上げれば、その唇に届いてしまいそうなトコロに……。

濡れたショーツの真ん中を包み込んだ彼女の手が、モゾモゾと動き出した。
「あぁっ……」
その声に彼女の目がメガネの中で見開かれた。
彼女の……、たぶん中指が……。あたしの真ん中を滑り降り、お尻の方へと回
り込んだ。そして指先を少し曲げ、軽く押しつけながら戻ってきた。
薄いショーツ越しに、彼女の指先をハッキリと感じる。
「あっ、あぁ、あぁん。はぁ、はぁ、はぁ……」
乱れる呼吸に、彼女の目がまるで同情するように切なげな目に変わる。
指先はあたしのアソコ……、濡れたショーツの真ん中に。
ソコを下から引っ掻くようにしながら、ゆっくりゆっくりと上がってきた。
「あぁっ、あぁ、あぁ、あぁ~ん」
あたしが感じると切なげな目が見開かれる。
そして花びらを縦断するとゆっくりと下へ戻り、また上ってくる。
彼女は掌をショーツの上に固定し、中指だけを動かすようにした。
指を伸ばしながら爪の背で撫で下ろし、カリカリと引っ掻きながら曲げる。
そうやってショーツの真ん中をじっくりと何度も往復させた。
「あぁ~あぁん、あぁ、あぁ~、あぁ、あぁ……」
また彼女の目が見開かれ、そしてまた切なげな目に。
それは猫の目のように変わりながら、あたしの顔を観察するように見つめる。
そして彼女があたしの耳元に口を寄せ、そっと囁いた。
「声、出しても大丈夫ですよ。真中様」
「……?」
「このお部屋、音が外に漏れないようになっているんです」
そういえば、この部屋に入った時に流れていたあの民族音楽のようなBGM。
あれは結構大きな音だったのに、部屋に入るまで聞こえなかった。
気がつけばそのBGMもいつしか止まっている。
「でもあたし……、あたし……」
彼女の口元が耳元から離れ、またあたしを真上からジッと見つめた。
「いいんですよ、真中様」
指はまるであたしに声を出さそうとするかのように、あたしの一番敏感なトコ
ロに触れた。ソコはもうプックリと膨らんだ肉の芽。快感の源泉だ。
その敏感な場所を、彼女はショーツの上からカリカリと連続で掻き始めた。
「あぁ~イイィ~、あぁ~ん、あぁ、だめぇ、だめぇ、あぁぁ~あぁ~」
彼女の目は大きく見開かれ、その唇はパックリと割れて微笑んでいる。
それは優しいと言うよりは妖しく、可愛いと言うより妖艶な微笑みだった。
「あぁ~イイィ、ソコッ、ソコッ、ソコ感じるぅ。あぁ~ソコォ~……」
「可愛い、真中様。もっと……ます」
えっ? 何? あぁ、そんなコトよりあたしをどうにかして、青山さん。
これじゃまるで生殺しよ。もうおかしくなりそう。
いっそひと思いにトドメを……、トドメを刺して。
そして彼女は言った。
「まだお時間、タップリありますからね……」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土