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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み

13
彼女の指が、あたしの脇の下を這い回る。
あたしが反応しているのを知ってワザとか、それともいつもこうなのか。
彼女は沈黙を守ったままだ。
くすぐったいハズの脇の下が、あまりにも軽いタッチのせいで、くすぐったさ
よりも先に快感が、そう、あたしはまた感じてしまう。
瞼の裏の青山さんが、微笑みながらあたしを見つめる。

……どうですかぁ? ココ。くすぐったさと快感が一緒になって、微妙な感じ
  でしょう。いいんですよ。もっと感じてくださって、真中様。

指はそこから脇腹へと降りていく。そして脇腹からお臍にかけてを、まんべんなく触っていった。
ジワジワと侵攻してくる10本の指。動けないわけでも、拒否できないわけでもない、それでもあたしは為す術もなく、彼女のされるがままだ。
お臍の横で10本の指がショーツと平行に並んだ。
そしてそこからクルクルと小さな試し書きをしながら、まるで焦らすように指
がショーツにジワジワと近づいてくる。
小さなショーツは、あたしの腰骨からかなり下にある。
それは指がアソコへと向かっているようにしか、あたしには感じられない。

青山さん、アナタは今あたしの顔を見ているの?
それとも濡れてしまったショーツ?
どちらにしても……、怖くて目を開けられない。

指はショーツに触れるとそこから左右に分かれ、脇腹を通って脇の下まで上っ
てきた。そして親指と人差し指の間を大きく広げ、乳房の下を三日月形に往復させ始めた。
あぁー、それだけで、それだけで感じちゃう……。
判るでしょ? 青山さん。それ以上されたら、乳首が、乳首が……。

「それでは、お胸の方。マッサージしていきますね」
あたしはその言葉に目を開いた。
「えっ、あっ、はいっ」
「バストアップにいいんですよ」
そう言いながら彼女は、サラサラオイルの方を手に伸ばしている。
「それでは、失礼しまぁ~す」
可愛い手が、あたしの胸を下から押し上げるように揉み上げてきた。
それはさっきの羽根のようなタッチと変わり、かなり力強いものだった。
正直チョットがっかり。でもそれがマッサージだもんね。
それを何度か繰り返した後、彼女の手の感覚が消えた。
あたしが目を開けるとそこには、あのヌルヌルオイルを両手にタップリと塗っ
た彼女が……、この胸の高鳴りは何?
もう1度目を閉じ、胸に神経を集中させた。
そしてそれはやって来た。
ヌルヌルになった彼女の掌が、あたしの両乳房を下から包み込んだのだ。
彼女は掌と指先を巧みに使い、乳輪から先は塗らないように、それでいて乳房
全体にそのオイルを塗り伸ばしていく。
乳房ががヌルヌルとしたオイルで覆われた時、彼女の指が1度離れた。
そして次の瞬間、10本の指があのタッチで胸を這い回り始めた。
あぁ、乳首が……、乳首が硬くなっていく。
そっと薄目を開けた。
彼女はムクムクと硬くなっていくあたしの乳首を、ジッと見ていた。
その口元に、微笑みを浮かべながら。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土