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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み


あたしの息づかいが荒くなっていくのを、彼女は気づいているだろうか?
「いかがですか? 真中様」
その声にあたしは目を開いた。
可愛く首をかしげ、彼女があたしを見下ろしている。
メガネ越しのその目はあたしから目を離さず、あえて言うならじっとあたしの
反応を観察しているようにさえ見えた。
「なんだかとっても気持ち良くて……上手ですね、青山さん」
「ありがとうございます」
愛くるしい目が、また蕩けるように微笑んだ。
微笑みながら、あたしの首筋を愛撫するように指先で撫で上げる。
「あぁ~」
堪らず漏れる小さな喘ぎ。あたしをじっと見つめる彼女の目。
羽根と化した10本の指が、あたしの首筋をサワサワと上下する。
その目は少しずつ熱を帯び、複雑な表情に変わっていく。それはあたしの反応
を楽しみながら、ジワジワと弄んでいるような……そんな顔。
「あぁ~、青山……さん……」
「んん? 何かおっしゃいました? 真中様……」
「いっ、いいえ」
「今日は特別にデコルテまでサービス致しますね」
羽根のような指先は、広げたシャツの胸元から中へと滑り込んできた。
その指はブラに触れると胸の谷間から左右へと別れ、肩をかすめながら首を登
り顔へと戻り、再び首筋を滑り降りてくる。そして乳房をわずかに触っただけ
で顔へと戻る。
しかしそこから生まれるじれったいような快感は、あたしのアソコを濡らし、
ブラの中で乳首を堅く起たせていた。
「どうですか? こっちは……」
「えぇ、とっても気持ちイイです」
「本当はブラの締め付けがなければもっと気持ちイイんですけど……。でも今
日はお試しコースですから、ココまでしか出来ないんですよ。ごめんなさい」
また蕩けるような微笑みで笑いかける。
「いえっ、そんなこと……」
本当は……もっと……もっと触って欲しい……。
それが正直な気持ち。でも、まさかそんなコト……言えないし。
あたしはまた目を閉じた。さっきよりも濡れているのがわかる。
彼女の指はブラに沿ってサワサワとあたしの乳房を触り続けている。
あたしの胸は自分ではどうしようもないくらい、深呼吸するように大きく波
打っていた。
あたしを見つめ続けている彼女には、あたしの体の変化、そう、つまりあたし
が感じているっていうコトが、100%わかっているはずだった。
薄目を開けて彼女を見ると、やっぱりあたしの顔をじっと見つめている。
あたしはもう、全身が燃えるように熱くなった。
彼女の指先が胸の谷間から、ブラの中に少し入り込んだ。そして横に移動する
と、スルリと滑り出た。
あぁ~なんて気持ちイイの……。
ソレを何度か繰り返され、あたしの感度はドンドン高まっていく。
「真中様……」
耳元で彼女の囁く声が……。その声にあたしは目を開けた。
「そろそろ、お時間の方が……」
「あっ、はいっ。そうですか。あんまり気持ち良くて……」
「今度、もっとゆっくりお時間の方をいただければ……」

あたしは悶々とした気持ちのまま、ベッドから起き上がった。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土