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あなたの燃える手で

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クリスマスの夜に


EPISODE:2
 『TRI △ NGLE』より


12月24日。クリスマスイブのこの日、桜子は今年3月に開業したホテル、『クイーンホリデー』の18階でエレベーターを降りた。
「夢の森」の夜景が広がる窓に、白いダウンにジーンズ姿の桜子が映っている。長い真っ直ぐな黒髪が、歩く度にサラサラと流れるように踊った。
店の前まで来ると、桜子は青いガラス製ドアを押し開けた。その途端、テナーサックスのBGMが店内から溢れ出た。
中に入ると思った以上に店内は暗い。右奥に伸びるカウンターには、背もたれのない10脚の椅子が並び、カウンターの壁はボトルが覆い尽くし、控えめな照明を乱反射している。カウンターの他にはテーブルが4つあるが、その4つのテーブルは全てカップルで埋まっていた。
カウンターの中には、愛くるしい顔立ちの女性バーテンダーが立っていた。
彼女がこの店のバーテンダー「L」だ。ハーフの彼女は背が高く、肩甲骨を隠す程のカールした金髪が、第2ボタンまではずした白いYシャツの上で揺れている。割れた黒いタイトスカートから覗く白い脚が、とてもセクシーだった。


「L……」
桜子は小さく手を振りながら、カウンターの一番奥の席に座った。
「あらっ、来てくれたのね。桜子」
「うん、クリスマスイブだけどね。コレといって予定もないし……」
そう言いながら白いダウンを隣の席に置いた。
「Vodka Martini,Shaken,not stirred」
(ウォッカ マティーニをステアでなくシェイクで)
「ホントに好きね。007のカクテルが……」
Lは棚からウォッカと、ドライベルモットの瓶を手に取った。
「だってカッコイイんだもん」
ウォッカにドライベルモットを加えると手早くシェイクを始めた。
「ジェームス・ボンドが飲むからカッコイイんじゃない? あっ、桜子が好きなのはボンドガールの方だっけ……」
シェイクしたそれをシャンペングラスに注ぐ。
「本当はLが作ってくれれば何でもイイの。美味しいから」
最後ににレモンピールを一枚浮かべると、桜子の前にグラスを押し出した。
「もう、奢らないわよ。桜子」
桜子はそっとグラスに口を付けた。ウォッカの香りが仄かに漂う。
「ねぇ、L。そう言えば明美さん、引っ越したんだって?」
「そうよ。転勤でね、先月。……札幌だって」
「札幌かぁ、今頃は雪かな? いいなぁホワイトクリスマスで」
「そんなこと言って、邪魔者が消えてホッとしてるんじゃない?」
「コレで終わりだね。三角関係も……」
「The end of the love triangle」
「へぇ~、ラブトライアングルって言うんだ。知らなかった」

とりとめもない話は進み、桜子は2杯目のウォッカマティーニを頼んだ。
時計の針は23時を回ろうとしている。
カップル達は、それぞれの場所へと消えるように帰って行き、店にはLと桜子の二人きりになった。
「チョット早いけど、お店閉めようか……」
Lはカウンターを出ると、ドアに鍵を掛けカーテンを閉めた。そして桜子に向かって歩み寄った。
「今日はホテルの部屋も満室みたいよ」
フランス人形のようなLの顔が、熱く桜子を見つめる。
「クリスマスイブだもんね」
桜子は椅子から立ち上がると、Lと向かい合った。
「でもLといれるなら……、何処でもいい……」
「ここでも……?」
「うん」
桜子は小さく頷いた。小さな桜の花びらを思わせる彼女の唇が、キラキラと濡れたように光っている。
「桜子……」
Lは桜子の頬を両手で包むと、その唇にそっとキスをした。
キスをしながら、Lは桜子のジーンズのベルトを外し、チャックを降ろした。
そして桜子のショーツに右手を伸ばし、ソコに指先を這わせた。
ジーンズが足元に落ち、桜子の白い脚線が照明に照らし出される。
声にならない溜息のような喘ぎが、桜子の唇から小さく漏れた。
Lはキスをしながら、後ろのテーブルに桜子をそっと横たえた。そして桜子の服をシャツごと胸元まで捲り上げ、ブラを外した。


柔らかな乳房の上に、ツンと上を向いたピンクの蕾。
Lはソレをそっと口に含むと、舌でキャンディーのように転がした。
「あぁぁん、L。気持ちイイィ~」
蕾は硬く膨らみ、甘い快感を桜子に与えていった。
「右の方が感じるのよね……」
「……うん」
捲り上げられた服の向こうで、桜子が小さく頷いた。
Lは右の蕾を舌で転がすと強く吸った。吸っては舌先を伸ばし、ねぶるように舐め回す。同時に左の蕾を指先で摘んでコリコリと弄んだ。
Lの舌は徐々に下に移動し、ショーツの上から桜子の花びらを舐め上げた。
そしてショーツに指を掛けると、桜子の足を滑らせるようにして脱がした。
Lが桜子の両脚を持ち上げるようにM字に拡げると、桜子は自ら膝の裏に手を入れその足を支えた。
「そう、いい子ね」
桜子のお尻はテーブルの端にある。
Lは椅子に座り、医者の診察のように両手で桜子の花びらを大きく拡げた。
そしてヌラヌラと濡れ光るソコをじっと見つめた。
「桜子のココ……とっても綺麗よ」
「あぁぁん、恥ずかしいぃ」
Lは舌先でその中心をゆっくりと、優しく舐め上げた。
「あぁ、あぁ、あぁ~ん」
「美味しい、桜子の甘いリキュールね」
そう言いながら桜子のソコにくまなく舌を這わせ、時に唇を蜜壺に押し付け舌先を差し込んだ。
舐められるほどに、桜子は甘く生暖かいリキュールでソコを濡らした。
「あぁぁ~ん、イイィ~。もっと、もっと舐めてぇ~L」
「んん? 感じる? ココにある可愛いチェリーはどうかしら? こうして皮を剥いて……ほらっ」
「あぁっ、ソコは……あぁ~ん、だめぇ~」
「綺麗なピンクのチェリーね。ココも舐めて上げる」
尖らせた舌先が、桜子のチェリーをチロチロと不規則に舐めまわす。
「あぁ、あぁぁ~、だめぇ~、逝っちゃう、逝っちゃうよぉ~L」
「あらっ、もう逝っちゃうのぉ? もっと楽しみましょう、桜子」
「あぁぁ~ん、だって、だってそんなに……、あぁぁ~あぁぁ~ん逝くぅ~」
「まだよ、まだ逝っちゃだめ」
フランス人形のような顔が、桜子の股間で意地悪く微笑んでいる。
その微笑みを湛えたまま、Lはチェリーを舐め蜜壺に指を2本差し込んだ。
「ほぉ~らっ、奥までこんなに……、もうトロトロになってるわよ」
差し込んだ指をクネクネと動かし、チェリーを舌先でネットリと舐め回す。
「中がヒクヒク動いて、スゴク締まってるわぁ」
「あぁ、あぁ、もうだめっ、逝くっ、逝くっ、あぁ~逝くぅ~」
「んん~、まだよぉ~ほらっ。ココを吸ってから舐められると……」
Lはチェリーを強く吸い、その直後にチロチロと舌先で意地悪く責め立てる。
「ひぃぃ! だめっ! お願いやめてぇ~!」
「ほぉ~らっ堪らない! もう1回してあげる」
「あぁぁ! だめぇ、ひぃぃ~! 逝くぅ! 逝くぅ! 逝く逝くぅ~!」
「まだよぉ~、まだよぉ~。まだまだ、このままじっくり責めるわよぉ」
Lは真っ赤になったチェリーに唇を寄せると、再び強く吸い上げた。
「ひぃぃ~! 逝くぅ、逝かせてぇ~L。お願いぃ、あぁ、逝くっ逝くぅ~」
Lは差し込んだ2本の指を抜き出すと、濡れた指先を見つめ妖しく微笑んだ。


桜子のリキュールで濡れた2本の指を開くと、ソレは糸を引いてネバついた。そしてLは中指の先端をアナルに当て、人差し指を蜜壺に当てると、2つの穴に同時に差し込んでいった。
「あぁっ、あぁぁ~そっ、そんなぁ、いやぁ~」
Lは差し込んだ2本の指で、ゆっくりと抜き差しを繰り返した。
「ふふっ、前も後も……。コレ好きでしょう? さぁ、さっきの続きよ」
抜き差しを繰り返しながらチェリーに唇を寄せた。
「あぁぁ! だめぇっ! やめてぇ~! ひぃぃ~! いっ逝っちゃうぅ~」
「んん~まだまだ逝かせないわよぉ~。ほぉ~ら、じっくりじっくり」
深く差し込んでは指をクネらせ、二つの粘膜を擦りながらゆっくりと引き抜き、そしてまたズブズブと差し込む。その間も舌はチェリーを責め続けた。
Lは首を伸ばして喘ぐ桜子を見つめた。その吸い込まれそうな大きな瞳は潤み、熱い吐息を漏らし続ける桜の花びらのような唇は濡れていた。
「可愛い。桜子の感じてる顔……好きよ」
そして一際強くチェリーを吸い、舌先でチロチロと舐め回した。
「ひっ! ひぃぃ~! いっ逝くぅ~! 逝くっ、逝くっ、逝っちゃうぅ~」
桜子の腰が大きく仰け反り、テーブルから浮き上がった。
「んん~、締まる締まる。すごいわぁ。あぁーほらほらっ、もう1回……」
「あぁぁ~お願い、逝かせてぇ~。あぁ、あぁ、また、また逝きそうぅ~」
「んん~また逝きそうねぇ。ほらっ、あともうチョットで……、ほぉ~らっ」
「ひぃぃ~! 逝くぅ、逝く逝く。あぁ逝くぅ、逝くぅ、逝くぅ~」
「んん~、こんなに締め付けて……。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、どう?」
「あぁ、あぁ、だめぇ、お願いもう逝かせてぇ~、あぁ、逝くぅ、逝くぅ」
「ほぉ~らっ、ほらほらっ。もう少し、もう少しねぇ~。堪らないでしょう? ここで焦らされるのは……。あぁーまた逝きそうになってきたわねぇ~」
「ひぃぃ~! 逝くぅぅ~! 逝く逝くっ、あぁ逝くぅ、逝っちゃうぅ~!」
「まだよ。もっとココをじっくりと味わってから……」
「お願い逝かせてぇ~! 逝かせてぇ、あぁ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅ~」
「んんー美味しい。逝きそうな時の桜子のリキュールが一番美味しいわ」
「逝くぅ~逝くぅ~、逝く逝くっ、あぁ、あぁ、逝くぅ~、逝っちゃうぅ~」
「まだ逝かせないわよ。じっくり焦らして搾り取ったリキュールが最高なの。もっともっと感じて喘ぐのよ。あたしに甘いリキュールをもっと頂戴」
「あぁぁ、いやぁ~もうだめぇ。逝かせてぇ~、あぁ逝くぅ、逝く逝くぅ~」
「まだよ。ほらっ、もっともっと。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、堪らない……」
「ひぃぃ~! 逝くぅ~。逝っちゃうぅ~。もっもう、ひぃ! 逝くぅぅ~」
Lは逝きそうな桜子を余所に、舌を伸ばしその甘いリキュールを啜った。
そして時間を掛けてソレを味わった。

「美味しかったわ、桜子のリキュール。さぁ、そろそろ……」
Lは長く強く桜子のチェリーを吸い続けた。そして舌先で焦らすようなことはせず、一気に逝かせるように責め立て始めた。
2本の指のストロークも早く力強いものに変わった。
「ほらっ、逝きなさい桜子。思いっきり逝っていいのよ。ほらっ、ほらほら」
「あぁぁ~L、逝くよ。逝くよ、あぁ~逝く逝く。あぁ~逝くぅぅ~!」
桜子は弾けるように腰を跳ね上げた。硬直したように動きを止めた全身は、
その快感に打ち震えている。
Lは2本の指を引き抜いた。
「あぁ、L。スゴク良かったわ……」
長い快感の余韻の中で、桜子が呟いた。


桜子は服を整えカウンターの席に戻った。
時刻は24時、クリスマスになっていた。
「もう、Lったら……。最高に感じちゃた」
「そう、よかった。あたしも嬉しいわ、桜子。何か飲む?」
「Lの奢りで?」
桜子の唇が可愛らしく微笑んだ。
「桜子ったら。いいわよ、奢ってあげる」
「それじゃ、Vodka Martini,Shaken,not stirred」
「だと思ったわ……。あたしもそれに付き合うわ」
Lは2杯分のウォッカマティーニを作ると、一つを桜子の前に押し出した。
「メリークリスマス。L」
「メリークリスマス。桜子」
Lはカウンターから身を乗り出すと、桜子の唇に軽いキスをした。

窓の下に広がる夜景が、二人を祝福するように煌めいていた。

 ー END ー

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土